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DIY

【いつも枯らしてしまうあなたへ】ガーデニングで間違えやすい8つのポイント

ガーデニングには多くの人が間違えるポイントがあります。暑い時にあわてて水を撒いてしまったり、元気がない時にとりあえず水や肥料を与えていたり、光が必要なタネを土の奥深くに植えてしまったり・・・良かれと思ってやったことが、逆に植物にとっては致命傷だったのかもしれません。

植物は好きだけど、すぐに枯らしてしまう、と苦手意識を持っている人は、ぜひ、以下の間違えやすいポイントを見直してみてください。

ガーデニングでやりがちな8つのNGポイント

1. 花がらは枯れた部分だけを摘み取る

咲き終わった花は枯れて「花がら」になります。花がらをそのままにしておくと結実します。タネができるのはいいことだだろうと、そのままにしておくと、タネを作るのにエネルギーを使い、次々に花を咲かせる力がなくなってしまいます。そのため、花がらは丁寧に取り除いたほうが花の季節が長持ちして◎。

注意すべき点は枯れた部分だけを取り除くということ。葉は光合成を行うために必要です。

 
 
 
 
 
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2. 水の与えすぎに注意する

多くのガーデニング愛好家が、水の与えすぎで植物を溺れさせてしまいます。根がいつも湿っていると根腐れを起こしてしまい、栄養を吸収できなくなるのです。水の与え過ぎで、植物の表面にカビが生えたり、葉に茶色い斑点ができることもあります。植物にも過保護はよくないのです。

植物に水が必要かどうかは、サムテストと呼ばれる方法で簡単に確認することができます。親指を地面に3〜5cmくらいグッと突き刺してみてください。親指の先で十分な水分を感じることができれば、水やりの必要はありません。乾いていたら、たっぷりと水をあげましょう。

3. 炎天下では水やりをしない

水やりのもう一つのポイントは時間帯。夏の水やりは気温が高くなる時間帯を避けましょう。炎天下の散水もNG。せっかく水をあげても、水やりした水がお湯になり、蒸れてしまいます。

Lawn Sprinkler

また、炎天下で葉っぱに水滴がついていると水滴のレンズ効果(光を虫眼鏡に当てて屈折させると紙が燃えるのと同じ原理)で、葉が焼けてしまいます。植物に負担のないように、水やりは早朝もしくは夕方の涼しい時間帯にしましょう。

4. 肥料も与えすぎない

肥料は、栄養分を補給して植物の成長をサポートします。でも、肥料の与えすぎは、栄養不足と同じくらい有害。植物がしなびたような見た目になる「肥料やけ」を起こしてしまいます。さらに、過剰な栄養分は地下水に入り込み、地下水を汚染し、生態系を破壊してしまうのです。

肥料の与え過ぎを防ぐには、ゆっくり長く効く緩効性肥料を選ぶか、有機肥料を少なめの量から与えるようにしましょう。

5. 庭の池には藻が必要

庭の池では、藻の発生を完全に防ぐことはできません。見た目的に気になるかもしれませんが、藻類は多くの有益な生物の餌となり、水中のpH値のバランスを保っています。藻を完全に駆除するのではなく、藻の成長をコントロールし、定期的に池を清掃するようにしましょう。

Pond clean up

6. 種子の性質を知る

植物の種子は大きく分けて2種類、発芽に光が必要な「好光性種子」と光によって発芽が抑制される「嫌光性種子」があります。前もって、どちらの種子なのかを調べておくことが大切です。

好光性種子には、ニンジン、レタス、バジルなどの微細な種子の多くが該当し、薄くパラパラと土をかぶせるか土をかぶせずに発芽させます。

大根、スイカ、トマトなどは嫌光性種子で、光に当たると発芽しないので、土に穴を開けて、タネの2〜3倍の深さに植えましょう。

7. 庭はたまに模様替えが必要

庭のデザインが完成したら、その後は毎年、剪定や種まきなどでメンテナンスをするだけ、と思っていませんか?実は庭は数年おきにデザインを一新したほうがいいのです。

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長年決まった場所で同じ種類の植物を育てていると、畑の連作障害と同じで、庭の活力と力強さが失われていきます。一定の期間が経過したら、植物の場所や種類を入れ替えることで、庭に力がよみがえります。

8. 日当たりに応じた植物の種類を選ぶ

植物にも個性があり、強い日差しでも元気に育つ植物もあれば、日陰を好む植物もあります。植える前に日照の好みを調べておくことはとても大切です。

たとえば、日陰の庭に芝生を植えたいという人が多いのですが、芝生は日光を必要とします。芝生の種類によってはある程度日当たりが悪くても定着しますが、日中数時間しか日が差さないような場所ではすぐに芝生は枯れて、コケや雑草が生えてきます。日陰には日陰に強い植物を植えることをお勧めします。

Ohne Titel

植物も生き物ですから、個性があり、好き嫌いがあります。また、人間と同じく、放任でも過保護でもうまく育ちません。上の8つのポイントを見直して、植物の気持ちを考えながらお世話すれば、きっと上手く育ってくれるはずです。

手間をかけずに無理なく楽しめるガーデニングのコツもご紹介しています。併せてご覧ください。

 

プレビュー画像: ©flickr/UBC Micrometeorology