その他の豆知識
日本で活躍する外国人10選 5番目の活躍は本当に目を見張る
ケント・デリカット、デーブ・スペクター、そしてモデルのジローラモなど…
活躍の場を日本に定めて、遠い国からはるばる日本に居を移し、そして輝く外国人たちがいます。
一体どのような経緯で、彼らは日本にやって来たのでしょう?そこにはどんなドラマがあるのでしょう。
今回紹介するのは、10人の日本で活躍する外国人たち。お楽しみください。
シム・ウンギョン??
韓国からやってきた女優のシム・ウンギョンは、日本映画「新聞記者」で、アメリカで育った日韓ミックスの新聞記者という非常に難しい役どころを見事に演じきり、日本アカデミー賞を受賞しました。日本語のセリフもほぼ完璧にこなしています。
韓国でも女優として活動していましたが、中学生の頃から岩井俊二監督や是枝裕和監督の作品を好んで観ており、「いつか日本で活動したい」という夢を抱き続けました。2017年ごろ、偶然に日本の事務所と関わる機会に恵まれ、大きなチャンスを掴んだのです。
キングダムのまさみちゃんと吉沢くんほんと良かったし、新聞記者の桃李くんの熱演も半端なかった(田中哲司と天音くんも良かったのよ!)シム・ウンギョンちゃんは新聞記者も良いんだけどブルーアワーにぶっ飛ばすの掴みどころのないふわっとした演技が印象に残ってる。みんなおめでとう✨ pic.twitter.com/l4rfo2cn4o
— しゃけ (@syakekasuflake) March 6, 2020
リーチ・マイケル??
ラグビー日本代表合宿の写真をスポニチ写真部インスタグラムにアップしました!https://t.co/81grV0SeQ6https://t.co/YIRUzZPdgp
キャプテンは今日も出し切ってます!#リーチマイケル pic.twitter.com/AkIPVB7wIJ
— スポニチラグビー2021 (@sponichi_r) May 28, 2021
ラグビーW杯2019で、日本代表を率いる主将として日本中の人々に強い印象を残したのが、ニュージーランドから来たリーチ・マイケルです。
5歳でラグビーを始めたマイケル、初めて日本の地を踏んだのは、15歳で交換留学生として来日した時でした。そのとき通った北海道・札幌山の手高校で、日本の選手のラグビーの巧みさ、懸命にできるまでひたすらに練習する、妥協を見せない姿に感動を覚えたと言います。マイケルは、日本に馴染みたい一心で、部屋の天井にひらがな表をはって日本語の習得に励んだと言います。
しかしマイケルの母国ニュージーランドの方が、ラグビーのレベルは上のはず。どうしてマイケルはその後活躍の場を本格的に日本に定めたのでしょうか?それには、涙なしには語れないエピソードがあったのです。そのエピソードはこちらで詳しくお読みいただけます。
ヴィエンナ??
麗しい容貌でインターネットの住人の心をガッチリと掴んで離さないのが、タイからやってきたモデルのヴィエンナです。
しかしこのヴィエンナ、人気の秘密は必ずしもその美貌だけではありません。皆さんがもしヴィエンナのSNSアカウントをフォローすれば、その秘密が分かるはず。詳しくはこちらの記事をお読みください。
厚切りジェイソン??
「Why Japanese people!?」のネタでお馴染みの厚切りジェイソンですが、実はものすごい経歴の持ち主だってご存知でしたか?
1986年にアメリカのミシガン州で生まれた頭脳明晰だったジェイソン少年。1年飛び級して大学でコンピューターサイエンスを専攻していましたが、「ITが盛んそう」という漠然としたイメージで、日本語も学びはじめました。
その後IT企業の日本法人の立ち上げに参加し、24歳という若さで支社長に。ものすごいスピードで人生を進んできてしまった厚切りジェイソンは、人生って一体なんだろうと思い悩み、興味本位でお笑いの養成所に通いはじめたのです。
そして2014年に芸人としてデビューするなり、キレキレの日本語で大ブレイク。しかしその後も変わらずに、会社の仕事も芸人の仕事も100%の力を注いで継続しています。
グ・ジウォン??
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ラグビーW杯2019で、主将のリーチ・マイケルと共に注目を浴びたのが韓国からやってきたラグビー選手のグ・ジウォンです。
そのちょっと可愛らしい容貌から、「くまのプーさん」なんて呼ばれて可愛がられているんだとか。しかし実はラグビーのサラブレッドで、日本代表として日本を背負って闘った時は、脇腹を痛め退場するときに男泣きし、日本中のハートを溶かした選手でもあります。
ロバート・キャンベル??
ロバート・キャンベルは東京大学で教鞭を取る日本文学者です。テレビにもよく出演し、その完璧な日本語と日本文学の造詣の深さで人々を驚かせ続けています。
わっきゃい????
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両親ともに日本人ですが、1歳からずっとアメリカのロサンゼルスに住んでいたため、アメリカ人としての一面もあるのが、天才動画クリエーターのわっきゃいです。
現在は京都大学に学ぶかたわらで、精力的に動画制作も続けているわっきゃい…彼の作った動画は、こちらからご覧いただけます。
ニック・ファジーカス??
New Japanese citizen Nick Fazekas hoping to make immediate impact for Akatsuki Five https://t.co/0TEemQbKPQ pic.twitter.com/Cnc93pYV4C
— Japan Times: Sports (@jt_sports) June 18, 2018
バスケットの本場・アメリカから日本へやってきたバスケ選手のニック。2019年のバスケットボールワールドカップでは、日本代表の一員として存在感を発揮してくれました。
実はニック、20代前半でアメリカのチームから解雇されており、アメリカのプロリーグへの挑戦はたった2シーズンで幕を閉じてしまったのです。その後活躍の場を求め、欧州へ渡るも、怪我などに悩まされました。
その後、フィリピン、アセアンリーグを経て、2012年に来日し、東芝ブレイブサンダースに入団。リーグベスト5と得点王を受賞するなどの活躍をし、「ここが自分の居場所だ」と確信したニックは、活動の場を日本に定めたのです。
ローレン・サイ????
「テラスハウス・ハワイ編」で注目されたのが、中国系とヨーロッパ系の両親を持ち、ハワイで育ったモデル兼アーティストのローレン・サイです。
日本とは遠いところで生きてきたはずなのに、かなり流暢な日本語を操っていたため、「なんでそんなに日本語が話せるの?!」とインターネット上で大きな話題となりました。
15歳の時に広島に6週間ほど留学しており、その時の経験が日本語を学ぶきっかけになったようです。過去には日本人の彼氏がいたことも。現在も日本語の力を活かして、日本と関わりを持ちながら活動を続けています。
アンドレス・イニエスタ??
サッカー界でも特に傑出した実力と知名度を誇るスペインのレジェンド、イニエスタも現在は「日本で活躍する外国人」のひとりと言えます。
16年間も所属していたスペインの名門・バルセロナから、イニエスタがヴィッセル神戸に移籍したのは2018年のこと。夫人のアンナさんと4人の子供たちを引き連れて日本へ引っ越し、「第二の故郷」と言うほど、日本をとても気に入っている様子です。
いかがでしたか?
これだけの才能を持つ人たちが、日本に興味を示し、「日本でチャレンジしてみたい」と思ってくれるのは嬉しいですね。
「外国にルーツを持つ日本人」はまだあまり多くなく、イメージしづらいかもしれません。しかし、たとえばラグビーワールドカップでは、さまざまな国にルーツを持つ選手が「日本代表」として一致団結し結果を残した姿が印象的だったように、外国にルーツを持つ人と日本人が力を合わせてさらに良い未来を築いていく、そんな日も案外近いのかもしれませんね。