Lifehacks
学校での動物飼育|命への責任に考えさせられる
命を預かり世話をすることで、子供たちの心の成長が促されるとし、主に小学校をメインに導入されてきた学校での動物飼育。
今日の学校うさぎ様❤️
ご機嫌でした❤️#うさぎ#学校飼育#動物好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/LIoGc5mFtL— 「鳩とアルパカ」のアルパカ (@naoko20180401) March 7, 2021
しかし、命を預かると言うことに週末や夏休みなど休日はなく、学校が休みであっても教員や飼育委員の子供や親、またはボランティアの方々が餌やりや飼育小屋の掃除が必要となります。幼い頃に飼育委員として、動物の世話をした経験がある方や、子供が飼育員という方は親子で一緒になり、休日も世話に出向いたと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
夏休みは、学校うさぎボランティアしようかな! pic.twitter.com/IdOTREw1Jz
— 不登校親の会てんぱくみよし (@LDZaGKpi8KhJd3M) July 6, 2019
ある学校での動物飼育の現状を伝えたツイートに多くの反響が集まっています。
学校のウサギ、今日もお水空っぽだった。勿論、餌もない。こんなに暑いのに。
何度お願いしても改善されない。
じょうろで柵の外からお水注いできた。
はやく学校飼育動物、廃止してほしい?
— ふじた (@FUJITAOFU) August 3, 2021
「学校のウサギ、今日もお水空っぽだった。勿論、餌もない。こんなに暑いのに。
何度お願いしても改善されない。
じょうろで柵の外からお水注いできた。はやく学校飼育動物、廃止してほしい?」
ツイッターユーザーのふじたさん(@FUJITAOFU)によると、学校で飼育されているうさぎに、餌やりや牧草を敷いておくなど、しっかりとしたお世話がされてないのだそう。ツイート内にもあるように、何度もお願いをしてきたそうですがなかなか改善が見られないとのこと。
たくさんアドバイスありがとうございます?♀️
お返事できなくてすみません。
参考になります。九州の市立の学校です。
先生方が仰るには、「餌、水やりを含むお世話は土日はナシ、夏休みのような長期休暇は教職員が」という方針は市内どこも同じ、これは特別なケースではないんだそうです? pic.twitter.com/zERbbziY4B— ふじた (@FUJITAOFU) August 4, 2021
このふじたさんの訴えには多くのユーザーも心を痛め、そして命を預かっているにも関わらず十分に行き届いてない飼育に「ひどい」「改善されるべき」「学校での動物飼育は廃止してほしい」との声が寄せられています。
命の尊さを教えてない…一番大切な事…大問題です???
— hirokororinmaron·.¸¸.·♩♪♫ hirokororinmaron ♫♪♩·.¸¸ (@pinokomaronmaro) August 4, 2021
ごはんが空っぽ???
うさぎは常にごはんをたべて排泄を促さないと
一日いえ
時間単位で体調を崩し死んでしまいます。何日も食べずに生きられる人間とは
そもそものからだの作りが違うのです。飼育する生き物の特性も知らず
教育のためと
生き物たちの生命を危険に晒す教育ってなんだ?
— 小川 あおい (@GY8M5AqITrxfbLO) August 4, 2021
えっ!生きているのに?お世話なし?生き物を迎えるということは、休み無しですよ。お世話が出来る様に人を配置できないのにうさぎを飼っているの?ふじたさんの行動力が素敵です✨
心が痛みます。— いとまき 健活?投活? (@FA39z6DVc7d8hdV) August 4, 2021
F外から失礼します
それは酷すぎて涙が出てきます
私も小学校の頃インコとうさぎを学校で飼ってましたが、当番を決めてしっかり管理してました
廃校になるときには里親も探してました
きちんと管理出来ないなら学校で生き物を飼うべきでないです— Soranano (@Sora40962764) August 4, 2021
近年、学校での動物飼育の現状が変わりつつあり、飼育を廃止する学校が増えています。その理由の一つにあるのが働き方改革。休日や夏休みなどの長期休業中でも動物の世話は続くため、教員の負担となっていたことから、廃止に繋がっているそうです。
また、動物愛護の観点から学校動物の飼育廃止・または飼育環境の改善に取り組む動きが活発になってきています。女優の杉本彩さんが設立した公益財団法人Evaでは、学校での動物飼育について、飼育環境の面から廃止を求める動きを文部科学省に要請をしています。
昨日Evaは、文科省鰐渕政務官にご面談頂き、学校飼育動物の廃止について要望をしてきました。子供達に思いやりの心を育むことが目的ですが、実際は、各学校の校長・教頭先生の考え次第で飼養方法が異なることから、過酷な環境で動物が飼育され、衰弱、死亡していることが多く見受けられます。#学校動物 pic.twitter.com/e5lrtr1KPB
— Eva (@everyanimal_eva) May 26, 2021
その他にも、劣悪環境で飼育されていた学校のうさぎを保護してお世話をする活動もボランティアによって行われており、救出されたうさぎも数多くいるそうです。
ちょっとしたご縁があり、
学校うさぎさんの里親募集をお手伝いすることになりました?4歳女の子?
体重1.4kgの小柄さん外小屋飼育の子でまだ少しビビりつつ、おうちうさぎ修行をはじめました?
近々、募集ページを作りますね?https://t.co/BuzESTnK1W#保護うさぎ#元学校うさぎ#里親募集 pic.twitter.com/54er7HwsZ4
— シナモンのキセキ(マミ) (@cinnamon_kiseki) May 14, 2021
廃止する学校が増えていく一方で、飼育を続けている学校の中には、行政の指示の元で獣医師と相談しながら飼育環境の改善や動物の健康管理をしているところや、学校・地域のボランティアで協力し世話するなど、動物飼育についてしっかりと向き合っている学校もあります。
おはようございます☁️
札幌市立二条小学校のうさぎ達に会いに来ました????
この子達にとって今日は過ごしやすいようです?今日も変わりなくどの子も元気です?
学校4連休の間のお世話もしっかりやりますと教頭先生より連絡をいただいてます‼️#札幌市立二条小学校#学校飼育のお手本#学校うさぎ pic.twitter.com/Ds3HOToMQn— ライパパ【赤い薬を飲んでしまった?】 (@asayan2009) July 23, 2020
今回のツイ主のふじたさんを始め、多くの人が力を尽くしている学校での動物飼育の問題。夏休みのお子さんと一緒に、学校の動物のお世話をしているという親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。今後、廃止をするかどうかだけでなく、現在の飼われている動物が犠牲にならないよう飼育現場の改善についても積極的に議論されていくことを願ってやみません。
プレビュー画像:©︎Twitter/LDZaGKpi8KhJd3M
