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Lifehacks

ガラスクリーナーを使ってはいけない5つの場所

多くの家庭で常備されているガラスクリーナー。汚れを素早く落とすので、窓ガラスだけでなくお風呂場やキッチンなどで万能クリーナーとして使う人も多いようです。でも、一見使えそうでも実は使ってはいけない場所があるのをご存知ですか?この記事ではガラスクリーナーを使わない方がいい場所とその理由を説明します。

1. 鏡

多くの人がガラスクリーナーで鏡を磨いています。でも鏡には使わない方がいいのです。ガラスクリーナーに含まれる溶剤が鏡の反射膜(銀メッキ膜)と化学反応を起こしてしまい、銀の酸化・腐食が起き、その結果、鏡のフチに黒いシミ状の斑点が徐々に浮き出てくるからです。古い鏡などは特に腐食が起こりやすいので、ぬるま湯、重曹、クエン酸などを使ってお掃除しましょう。

2. 液晶画面

現代の生活は液晶画面なしでは考えられません。そして、テレビやスマホ、パソコンなどの液晶画面のお手入れにガラスクリーナーを使う人は多いようです。でも液晶画面はとてもデリケート。研磨剤が画面を傷つけてしまうので、ガラスクリーナーは使うべきではありません。液晶画面はメガネ用のクリーニングクロスに少量の水や電子機器用クリーナーをつけて優しく拭きましょう。

3. キッチンの大理石カウンター

大理石のキッチンカウンター、とても美しいですよね。綺麗にしたい気持ちはわかりますが、お手入れにガラスクリーナー使うのは良い考えではありません。多孔質の石の表面が化学物質を吸い込み、シミができる原因になります。また、化学反応で表面を劣化させてしまうため、美しいカウンターがかえって汚れたように見えてしまいます。

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4. 車の窓ガラス

車の窓ガラスに家庭用ガラスクリーナーを使わない方がいいって知っていましたか?一般的なガラスクリーナーで車の窓を拭くと、成分が筋状に残ってしまい、ガラスの曇りや光の乱反射などで視界が悪くなってしまうのです。また、着色フィルムを貼った窓では、クリーナーのアンモニアや研磨剤でフィルムが損傷する恐れがあります。車の窓ガラスには、専用クリーナーを使うか、マイクロファイーバークロスで拭き掃除がオススメです。

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5. 木製品

木材は基本的にガラスクリーナーで拭いてはいけません。漆塗りの木なら時々であれば使うことはできますが、できれば避けた方がいいでしょう。未処理やオイル仕上げの木材の場合、ガラスクリーナーは木の保護オイルを落としてしまうので、木が汚れやすくなるうえに、乾燥に弱くなってしまいます。木材のお手入れには、専用のオイルやワックスなどを使用することをお勧めします。

ガラスクリーナーはスッキリ汚れが落ちて便利ですが、ここまで紹介した通り、ツルツルした表面であっても使わない方がいいものがあるので注意してください。

またガラスクリーナーが皮膚につくと、極度の乾燥を招きます。敏感な人は発疹やアレルギーを起こすことも。使うときは手袋をして、皮膚につかないように注意しましょう。

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さらに、合成洗剤には混ぜると危険な組み合わせがあります。ガラスクリーナーの場合は漂白剤と混ぜると、目や鼻、気管支、喉を刺激する有毒ガスを発生する恐れがあります。ガラスクリーナーは漂白剤と一緒に使わないように注意しましょう。