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バスルーム・洗濯

洗面所の排水管を詰まらす意外な原因

口の中を清潔に保つのに、手軽に使えるマウスウォッシュ。口の中の雑菌を殺し、虫歯や歯周病、口臭の予防に役立てることができます。毎日の口腔ケアの一つとして、取り入れている方も多いのではないでしょうか。

ドラッグストアで様々な種類が販売され、身近な商品であるマウスウォッシュですが、実は使い方によっては、思わぬリスクが潜んでいると言われています。

マウスウォッシュが引き起こすリスクとは、排水管の詰まりのトラブル。

一回の使用量はごくわずか、そして液体のマウスウォッシュがなぜ?と疑問に感じてしまいますが、理由は成分にありました。

マウスウォッシュの成分には、タンパク質を分解する働きをもった成分が含まれているそうです。この作用により、洗面台の排水管に付着した髪の毛などが分解され、それらを巻き込んでゲル化した付着物となり、排水管の詰まりの原因になってしまうそうです。

そのため、マウスウォッシュを利用したあと、十分な水を流さないままでいるとこうしたリスクが高まると言われています。

洗面台の排水管は、下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐため、常に一定量の水が貯まるようS字に曲がった構造になっていることが多いです。

湾曲した部分は、水だけだけでなく、ヘアキャッチャーなどを通過してしまった髪の毛や整髪剤や化粧品などの油分、またヘアピンなどの小さな小物もたまりやすい場所です。そのため、構造的にゴミが溜まりやすく、つまりが起こりやすい場所とも言えます。

マウスウォッシュによる排水管の詰まりのリスクを下げるには、使用後は十分な水とともにマウスウォッシュを流すようにするといいそうです。

節約のため、節水をしたいところですが、排水管が詰まって修理をするとなると節約した以上のコストがかかることが見込まれます。ヘアキャッチャーなどをつかい、排水管になるべくゴミが流れないよう気をつけている方がほとんどかと思いますが、マウスウォッシュを利用する時には、こちらの点にも注意していきたいですね。

なお、マウスウォッシュのよる排水管閉塞のリスクについては、一般社団法人全国管洗浄協会のHPでも紹介されています。詳しくはこちらをご覧ください。

排水口に流してはいけないものはこちらの記事でも紹介しています。
排水口に流したら惨事になりかねない食品や液体9選

プレビュー画像:©︎Pinterest/ゆう
出典:リプレイス, 全国管洗浄協会