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虫除けだけじゃなくマスクの暑さ対策にも|ハッカ油スプレーの作り方
夏の季節は蚊などの虫除け対策が欠かせません。以前こちらで和のハーブ、ドクダミを使った虫除け&かゆみ止めに有効なドクダミチンキの作り方を紹介しましたが、同じく和製ミントであるハッカを蒸留・精製して作ったハッカ油で作る虫除けスプレーも古くから効果があると愛用されています。
清涼感がありスッとする香りのハッカ油スプレーですが、この夏は特に虫除け以外にも、毎日の暮らしのあることに役に立つそうなのです。それはコロナの影響で着用が推奨されているマスク。
湿度も気温も高い夏期のマスク着用については、以前から熱中症の危険性が懸念されており注意が呼び掛けられています。
【#熱中症 予防と #マスク の着用について】
夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症になるおそれがあります。そのため、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。(1/3)#新しい生活様式 pic.twitter.com/vYNdMXMwSG— 厚生労働省 (@MHLWitter) June 21, 2020
そんな蒸れて苦しいこの季節のマスクですが、ハッカ油スプレーをシュッと吹きかけることで、清涼感のある冷感マスクにすることができると言われています。
虫除けにも、暑いマスク対策にも効く万能ハッカ油スプレー。詳しい作り方と使用方法は以下の通りです。
<ハッカ油スプレーの作り方>
材料:
– ハッカ油 20滴
– エタノール 10ml(無水でも消毒用でもどちらでも可)
– 水 90ml(水道水でOK。気になる方は精製水を使用してください)
– スプレーボトル(ポリプロピレン・ポリエチレン・ガラス・陶器製のもの)
作り方:
①ハッカ油とエタノールを容器に入れて混ぜ合わせます。
②①に水を加え、全体がよく混ざれば完成です。
※ハッカ油と水が分離しないよう、必ず先にハッカ油とエタノールを混ぜてください。
※保存期間は1週間から10日。使う分だけ、こまめにつくることをおすすめします。
使い方:
①虫除けにする場合
玄関や窓の周辺、網戸などの吹きかけておきます。肌に直接吹きかけることもできますが、その場合は使用前に必ずパッチテストをしてください。網戸に使う場合は、なんとゴキブリにも効果があります。
②マスクに吹きかける場合:
マスクの外側あご付近にひと吹き吹きかけます。必ず外側に吹きかけるようにしてください。それだけで十分に清涼感を感じることができます。
呼吸をする鼻付近の内側に何度も吹きかけると、油脂類を吸入して発症する外因性リポイド肺炎を引き起こす可能性があります。
注意点:
猫・小鳥・フェレットなどはハッカの匂いを苦手とします。特に猫の場合はハッカ油などの精油は肝臓で分解することができないため、猫の体に毒素として溜め込まれていってしまいます。使用はしないようにしてください。ティーツリーやユーカリオイルも同様です。
⚠猫飼いさん注意⚠
【猫には #ハッカ油 は猛毒?】
私のTwitterは猫好きな方が多いので既にご存知だとは思いますが、知らない方も多いので注意喚起してください!#マスク に清涼感を~♪と今年は更にハッカ油を使用される方が多いかも。
ネットで調べてみて下さい。
猫の命にも関わります?#猫 pic.twitter.com/ahgtqMhEPV— ふじたさとみ (@fujita_satomi) June 3, 2020
逆に犬の場合は虫除けとして使用することができます。ただしその場合は上記の分量のハッカ油を10滴ほどに減らした分量でスプレーを作ることをお勧めします。出来上がったスプレーは目元を避けるようにすれば犬の被毛に吹きかけることができます。
夏の季節の虫除け、マスクの暑さ対策に有効なハッカ油スプレー。ハッカ油はスプレーにする以外にも入浴時に数滴垂らせばメントールの成分が肌に浸透し、夏の入浴もスッキリしたものになります。また熱帯夜の寝苦しい夜も枕にほんの数滴たらすだけで心と体をスーッと落ち着かせてくれる効果もあるそうです。
夏の暮らしに万能なハッカ油、猫がいない家庭では1本あると便利かもしれませんね。またハッカ油を使ったゴキブリの撃退方法も併せてご覧ください。
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