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料理のヒント

おいしさ長持ちの白菜の食べ方

11月〜2月が旬の白菜。低カロリーで栄養価が高く、漬物や鍋物など料理の幅も広い事から、旬の季節は特に人気の野菜です。白菜の葉に見られる黒点がポリフェノールであるということを以前紹介しましたが、実はその食べ方について正しい食べ方があるというのです。

スーパーで丸ごと一つ、またはカットして販売されてる白菜。どちらのタイプも料理の際には外側の葉から順に使っているという人が大半だと思います。しかし、正しい食べ方はこれとは真逆。白菜の葉は内側から食べるのが正しいのだそう。

その理由に、白菜は収穫後も外側の葉は養分を内側に送り続けるので、内側から食べるとおいしさが長持ちするのだそう。

この驚きの事実をTwitterに投稿した作家で料理家の樋口直哉さん (@naoya_foodlab)によると、白菜の成長点は内側の芯の上にあり、切り離されて販売されているときもその生命力の強さから成長を続けるのだそう。

カットされた白菜を購入した時に真ん中が盛り上がってくるのは成長している証拠。中心部分は養分が集中していて、栄養価や糖度、また旨味が最も高い部分とのこと。

そのため、料理する際は中心部の若い葉から使うことで成長点が切り離され、外側の葉の栄養分が奪われることなく美味しいまま残るのだそう。この方法で冷蔵庫で1週間ほどおいしさを保ちながら白菜を楽しめるそうです。

ただし、これはカットされた状態で販売された白菜に有効な方法で、もし丸ごと白菜を1つ購入した場合は物理的に内側から食べることが無理なので、外側から剥がして早めに食べるのが良いとのことです。鍋料理などで白菜をがっつり使うときは半分一度に使って、残り半分を内側から食べる、なんていうのがアリかもしれません。

そして白菜の保存方法について、カットしたものであればラップに包んで、野菜室ではなく冷蔵庫で保存するのが適切だそう。ラップに包むことで乾燥を防ぎ、痛む元となる切り口が空気に触れるのを防ぐことができるそうです。

丸ごと1個購入した場合は、新聞紙に包み、冷暗所(または野菜室)で芯を下にして立てた状態で保存するのがいいそうです。

何かと白菜が献立に入ることが多い今の季節、正しい食べ方と保存法でよりそのおいしさを楽しむことができそうです。

プレビュー画像:  ©Facebook/カフェ おおきな樹 

おいしさ長持ちの白菜の食べ方