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Lifehacks

この10種類の花を贈ると 気まずい雰囲気になるかも

花はいつの時代も贈り物にぴったり。花屋さんで好みの花を選ぶのも楽しいですよね。でもちょっと気をつけたいのが、ネガティブな印象を与えかねない花もあるということ。初対面の人や、お祝いの花束などを作るならちょっと気をつけておきたい花10選をご紹介します。

surprise!

1. 黄色いバラ

花束のプレゼントといえば豪華なバラが人気です。赤やピンクのバラは愛情や可憐さをあらわす花言葉がありますが、黄色いバラの花言葉は「嫉妬」で、特にヨーロッパでは贈り物としてあまり好まれません。

yellow roses

2. 白いカラー

カラーなどの白い花は、贈り物にするには注意が必要です。ブライダルブーケや、結婚式場の飾り付けにも人気のこの花は、結婚式などで使われる場合は、「永遠の愛」を意味します。でも「清浄」も意味することから、葬儀の供花にも使われる花。高齢の方への贈り物としては好まれません。

Calla lily #2

3. 黄色いユリ

ユリ全般の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」ですが、色が変わると花の持つ意味合いもかなり変わります。黄色い百合の花言葉は「偽り」。明るく陽気な花ですが、ちょっと軽率な印象を与えてしまうかも。

Yellow lilies in blue & white vase

4. アジサイ

アジサイは色ごとに花言葉が異なりますが、ピンクのアジサイには「元気な女性」という意味があり、最近では母の日の贈り物としても人気です。でも、アジサイ全般の花言葉は、「浮気」、「虚栄心」。ヨーロッパでは贈り物としてはあまり好まれません。

hydrangea cut

5. ポピー

花屋さんではほとんど見かけることのないポピー。それもそのはず、切り花はすぐにしおれてしまうのです。そんな姿からか、ポピーの花言葉は「忘却」。「慰め」の意味もあり、第一次世界大戦終結のシンボルとしても有名です。

Poppies_0027

6. オレンジ色のユリ

日本では、「華麗」「愉快」などの花言葉があてられるオレンジ色のユリ。ヨーロッパでは、「相手に対する無関心」を意味するようです。花を贈る時点で相手に関心があるにもかかわらず、不思議ですね。

Stargazer Lilies

7. 黄色いカーネーション

同じ花でも色によって意味合いが変わってくるのはこれまでにお伝えしたとおりですが、カーネーションもびっくりするほど色によって花言葉が違います。赤いカーネーションはもちろん「母への愛」、白は「純粋な愛」一方、黄色いカーネーションは「軽蔑」というネガティブな意味が与えられています。

carnations yellow

8. アネモネ

赤いアネモネの花言葉はズバリ「君を愛す」。でも同時に「恋の苦しみ」「はかない恋」などつらい恋愛を想起させる意味も与えられており、ヨーロッパでは「見捨てられる、見放される」など失恋を思わせる花言葉が添えられています。

Anemone on blue

9. スイセン

春の訪れを告げるヒヤシンスは、英語ではDaffodilまたはNarcissus(ナルキッソス)と呼ばれています。ナルキッソスはナルシシズムの語源。花言葉も「うぬぼれ」「自己愛」とネガティブなものです。これはギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来するもの。ナルキッソスは水面に写る自分の姿に恋をして、報われぬ恋の苦しみでうつむいたまま死んでしまったのです。自らの姿を覗き込むように咲くスイセン、神話の世界を感じてロマンチックです。

Spring Daffodils

10. オダマキ

初夏に花を咲かせるオダマキ全般の花言葉はなんと「愚か」。一方で愛とロマンスを象徴するとも言われていますが、「愚か」を想起させるのは、花の形が中世ヨーロッパの宮廷道化師の帽子に似ているからだとか。

Columbine in a vase

花はそれぞれ人に与える印象が違いますが、花言葉に縛られて花の良さが見えなくなってしまうのはとてももったいないこと。それに、ネガティブな意味を持つ花には必ずポジティブな、正反対と言っても良いような意味が与えられていることも多くあります。ネガティブな花言葉は初対面の人には気をつけたいものの、素敵だと思った花を贈るのが一番ですね。

プレビュー画像: © Flickr/Thomas Cizauskas © Flickr/simone