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Lifehacks

子供を守るためにハーネスをつけていた しかし通りかかった男の一言に言い返せなかった

皆さんは街で、背中にリュックサックに付いたヒモのような物をつけた小さい子供を見かけたことはありませんか?

これは子ども用のリード紐で、ハーネスと呼ばれるものです。人によっては、迷子紐と言った方がピンとくるかもしれませんね。

好奇心の赴くままに、ちょこちょこと駆け出してどこかへ行ってしまう小さな子供。そんな子供たちを危険から守るためにハーネスをつける親が増えており、街でも見かける機会が多くなってきたのではないでしょうか。デザイン面でもリュック型やぬいぐるみ型の可愛らしいハーネスも販売され始め、普及が進んでいることがうかがえます。

しかしそんなハーネスに対して、懐疑的な目を向ける人たちも多くいます。今回紹介するのは、あるInstagramユーザーが5年前に経験した、ちょっと怖い出来事。

実際にその漫画をお読みください。

Instagram/ma.me.ne.ko

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Ein Beitrag geteilt von まめねこ@ゆるモンテ知育&マンガ (@ma.me.ne.ko)

そこで語られていたのは、子供にハーネスをつけていることに対して、急に見知らぬ男性から悪意のある問い詰められ方をされ、それ以来ハーネスを使うのが怖くなってしまった投稿者様ご本人のエピソード。

漫画を投稿したまめねこさん(@ma.me.ne.ko)は、このエピソードを経験したのは5年前であると説明した上で、「今は子どものハーネスに対する見方は変わったのでしょうか?街中で使っても変な目で見られませんか?みなさんはハーネスをどう受け止めていますか?」と世に問題を提起しました。

自立心が芽生える2歳前後は、保護者の手を振り解いて急に走り出すこともしばしば。中には手を繋ごうとするだけで、駄々をこねて振り解いてしまう子供もいます。

ハーネスは、予測できない行動をとる子供の命を守る重要な役割を担うことがある一方で、安全のために使用せざるを得ない事情を知らず「まるで子供をペットみたいに扱っている」「手を繋げばいいのに」「過保護すぎる」と使用に対して違和感や怒りを感じる人もまた多いようです。

漫画の中の男性のように、見ず知らずの親子にわざわざ難癖をつけるのは論外としても、好奇の目で見られてしまったり、ハーネスの使用に関しては常に賛否両論が渦巻いているのが現状です。

しかしTwitterを覗いてみると、「ハーネスがあったおかげで助かった」または「ハーネスがなかったから危険な目にあった」と言うような体験談を目にすることもしばしばあります。

ハーネスは子供の飛び出しを防ぐ効果が高いと言われていますが、その一方で首に絡まる可能性があるなど、使い方を誤ると、かえって危ないと言う側面もあるため、一概に「子供の命を守れる」と言い切ることはできません。

しかし、スーパーの支払いなどで一瞬目を離した隙に脱走してしまったり、急な飛び出しなどのリスクが大きく回避できるため、子供の気質(じっとしていられないタイプ、など)によってはもちろんハーネスをつけた方が安全なケースもあるでしょう。それらの判断はそれぞれの親に委ねられるべきであり、周囲の人があれやこれや言うべきではないのかもしれません。

ちなみに、最近始まったかのように見えるこの「子供にハーネスをつける」という習慣、意外と歴史は長く、アメリカやイギリスなど欧米の一部の国では子供の安全性重視の目的で以前から利用されてます。有名なところではあのオノ・ヨーコ、ジョン・レノン夫妻も1970年代に息子のショーン・レノンにハーネスを使用する場面が写真に収められています。

(また、漫画の中では年配の方が「私たちの時代は腰ヒモを結えていましたよ」と理解を示す発言をしていますよね)

ハーネスに関する議論は、すぐには決着がつかないでしょう。とは言え、緩やかにですが、ハーネスに対する見方は変わりつつあります。

もっとも大切なのは、自分の価値観にそぐわない光景を見た時にでも、裏にある事情を慮り理解ある眼差しで見ることができる、そんな寛容な世の中を作り上げていくことなのかもしれません。

皆さんはどう思いますか?

 
 
プレビュー画像:  / © Twitter/ sumiresmile16
子供を守るためにハーネスをつけていた しかし通りかかった男の一言に言い返せなかった子供を守るためにハーネスをつけていた しかし通りかかった男の一言に言い返せなかった