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Lifehacks

【ザッカーバーグ、ジョブズ、宮崎駿…】成功者が皆必ず実践していることは、お母さんに怒られてしまうようなことだった!

Wikipedia/Matthew Yohe

世の中には、普通の人からしたら想像もつかないほど大きなことを成し遂げる人たちがいます。そんな人たちの偉業を目にするたび、きっとあなたはこう思うでしょう。

「ああ、きっとこの人たちは、特別な才能を持って生まれてきたに違いない」

しかし、本当にそれだけでしょうか?実は、こうした「特別な人たち」の生活習慣に目を向けてみると、あるひとつの共通点が見出せるのです。そしてそれは、誰もが真似できるようなことだったのです。

Wikipedia/Thomas Schulz

宮崎駿。言わずと知れたアニメーション界の巨匠であり、今もなお貫かれる手描きへのこだわりは、世界中の観客やフィルムメイカーを驚愕させています。実は彼について、長年の創作上のパートナーである鈴木敏夫プロデューサーが、非常に面白い発言をしています。

「(2002年の時点で)宮崎駿が何を食べているか。25年間、変わっていないです。アルミの弁当箱を持ってくるんですよ。他のスタッフが『ここのレストランがうまい』と言っているのには目もくれずに、彼は何十年もそれをやり続けている」

宮崎駿はなんと毎日ほぼ同じものを食べていて、1回の食事時間は5分程度だと言うのです。

Wikipedia/Matthew Yo

スティーブ・ジョブズ。アップル社の設立者で、逝去してもなお世界に強い影響力を与え続けているイノベーターは、三宅一生氏のデザインしたタートルネックにジーンズというファッションスタイルを10年以上固持しました。皆さんの記憶の中のジョブズは、いつも同じ黒い服を着ているはずです。

そう、成功者に共通する生活習慣とは、その異常とも言えるまでの「規則性」だったのです。

Wikipedia/Raphaël Labbé

facebookの創始者でもあり若くして世界中の尊敬を集めるマーク・ザッカーバーグも、公開Q&Aセッションでこんな質問を投げかけられてしまいました。

「いつも同じシャツを着ていますが、ひょっとしてそれ一着しか持っていないんですか?」

そう、ザッカーバーグも執拗なまでに同じ服にこだわる一人です。この質問に対しザッカーバーグは、非常に興味深い答えを返しました。

「実は同じものを何枚も持っています。私は生活の全てをクリアにしたいのです。できるだけ決断の回数を少なくしたい。変なことや余計なことに少しでもエネルギーを使うと、正しく仕事をしていないような気分になるのです」

実は偉人たちの異常なまでの規則性の答えは、このザッカーバーグの発言に全て集約されます。一日に何度も決断を迫られると、「決断疲れ」が起きてしまうということが、科学的にも証明され始めているのです。

flickr/74285857@N05

一般的に人は細かなものも含めると、1日に9,000回もの決断を迫られます。そして、人は決断の回数が多ければ多いほど、精神的に疲弊してしまいます。そのような「決断疲れ」の状態に陥ってしまうと、脳は無意識的に「楽」で「受動的」な決定をしてしまうのです。人が衝動買いをしてしまうのも決断疲れが原因であることが多く、また、夕方の早めの時間帯は酒類が安くなるハッピーアワーのシステムは、人々の決断疲れのタイミングを巧みに狙っていると言われています。

1日の終わりに、「もういいや、テキトーにやっちゃおう」という気分で家事や仕事を片付けた経験がある人であれば、痛いほどその感覚が分かるでしょう。その状態に陥らないためには、どうすればいいのでしょうか?

flickr/monkeymashbutton

その時こそ、偉業を成し遂げた人々に学びましょう。日常の決断が迫られるような場面で、自動的に答えが出るようにしておけば良いのです。いわば、「決断の自動化」です。自分の中でルールを決めておけば、毎回決断する必要がなくなり、決断疲れを回避することができるのです。実際、ジョブズやザッカーバーグは着るもの、宮崎駿は食べるものがすでに決断されています。意識しているしていないに関わらず、偉業を成し遂げる人たちは限られた一日の決断を有効に使っているのです。

オバマ元大統領が同じグレーのスーツを着続けたり、野球のイチローが同じスケジュールで同じ食べ物を食べ続ける理由にも納得がいくでしょう。

Wikipedia/Official White House Photo by Pete Souza

人生は一度きりです。あなたも、少しばかりの見栄を捨てて、生活をよりシンプルに、クリアにしていくだけで、自分の本当がやりたいこと、やるべきことがもっと見えてくるかもしれません。もし周りに同じ服を着続けている人がいたら、変な匂いがしない限り、こっそりと応援してあげてもいいかもしれませんね。