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Lifehacks

顔のこの部分に痛みを感じたら、それはただの頭痛じゃない!知らないと大変なことになるかも…。

頭痛は痛みの強弱に幅があり、頭部のありとあらゆるところを「震源」として発生します。軽い頭痛から、頭をバットで打たれたかのような重い頭痛まで、実に様々です。慢性的な偏頭痛の場合、症状がひどいと仕事や家事に手がつかず、日常生活に大きな影響をもたらすことすらあります。

視力障害やダイエットそして脳腫瘍など、頭痛の原因は星の数ほどもあります。しかし、最も多い頭痛のタイプとしてあげられるのが緊張型頭痛、群発頭痛(クラスター頭痛)、そして偏頭痛です。さらに頭痛は一次性と二次性に分けられ、一次性の頭痛の多くは基礎疾患を伴わず、別の原因疾患によって引き起こされるのが二次性頭痛と呼ばれています。

そこで今回はみなさんに最も頻繁な10の頭痛の種類とその原因をご紹介します。それではどうぞご覧ください!

1.群発頭痛

強烈な痛みを生じる頭痛で、一次性頭痛のひとつです。痛みの特徴としては、一側性で眼の周囲を中心とする激痛が一定期間に集中しておこり、1日の間に発作を何回も繰り返します。頭痛のせいで目がウルウルしたり、鼻詰まりのような状態になることがあります。群発頭痛は女性よりも男性に多いと言われ、その原因は現在まではっきりとしていませんが、おそらくアルコールや喫煙が原因ではないかと考えられています。

2.偏頭痛

脈打つような痛みや嘔吐などの症状を伴うのが特徴の頭痛で、激しい頭痛、体の知覚の変化、光への敏感性、吐き気といった症状が特徴です。片頭痛は男性よりも低血圧の女性に多い神経学的疾患と考えられています。偏頭痛は最大で72時間継続的に発生することもあり、患者は日常生活に支障をきたしてしまいます。

3.顎の関節

もし顔のこの部分に痛みを感じたら、それは顎関節症かもしれません。患者は噛む、食べるなどの動作をするときに強い頭痛に苛まれます。放っておくと痛みが頭全体に進んでいき、姿勢がおかしくなるために肩こりや背中の痛みをもたらすこともあります。

4.巨細胞性動脈炎

このタイプの頭痛は血管の炎症によって起こるとされ、拍動性の頭痛のほかに視野欠損や、発熱などの症状を伴います。頭のこの部分に強い痛みを感じたら、早急に医師の診察を受けることを推奨します。

5.不安

ストレスや不安によって引き起こされるのが、おでこの辺りで感じる頭痛です。溜まったストレスを解消するためになにかしらの策を講じることで、頭痛を防いだり和らげたりすることができます。気持ちを落ち着かせる呼吸法を試したり、十分な睡眠をとることをオススメします。

6.消化不良

消化不良は多くの場合、強い頭痛を伴って表れます。特にダイエット中の人はこのタイプの頭痛に悩まされることが多く、さらに食品アレルギーや特定の食品添加物への知覚過敏もその原因とされています。同じように額、眼、そしてこめかみに強い頭痛を覚えたら、それはアルコールが原因とも考えられます。このタイプの頭痛を解消するには、食生活を見直したり、アルコール摂取を控えることが大切です。

7.緊張型頭痛

頭の周りをなにかで強く締め付けられるような鈍い頭痛が30分~1週間に渡って続く緊張型頭痛。動いて痛みが悪化することはありませんが、肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴う場合もあります。身体的ストレスと精神的ストレスがいくつも重なることによって起こると考えられており、頭痛が起こったときには適度に体を動かして筋肉をほぐしたり、マッサージや入浴によって血行を促すことが対処法として効果的です。

8.コーヒー頭痛

頻繁にコーヒーを飲む人は、たまにコーヒーを飲まないでいると、頭痛を覚えることがあります。コーヒーに含まれるカフェインは薬物同様、禁断症状が表れ、それは頭をゴンゴン打つような痛みだそうです。コーヒー頭痛を防ぐには、コーヒーの摂取を控えるしかありません。

9.アレルギー

アレルギー性鼻炎によって鼻が詰まっていると、人は自然と口呼吸になります。しかし人の体は本来鼻から酸素を取り込む仕組みになっているため、口から摂取される酸素は十分ではありません。すると脳が酸欠に陥り血行が滞って頭痛を引き起こすのです。

10.副鼻腔炎

副鼻腔炎によって引き起こされる頭痛は、額、眼、そして頰の辺りを中心としたものです。副鼻腔炎にかかると、徐々に痛みが激しさを増していきます。消炎鎮痛剤で、炎症、痛みを抑えたり、タンパク分解酵素で膿の排出を促す必要があります。

いかがでしたか?長期間ひどい頭痛に悩まされているという人は、迷わず医師の診察を仰ぐことをお勧めします。そうすれば謎の頭痛の原因が明らかになるはずです。