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Lifehacks

女性は歯を全て失ったが、医師は成す術がない。恐ろしい理由を発見するまでは。

47歳のアメリカ人リンダ・Wは、酒も飲まずタバコも吸わず、いつも健康に気をつけて生活していました。しかしここ何年間か原因不明の体中の痛みと歯の問題に悩まされていました。

 

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症状に気づき始めたのは8年前。歯が溶け始め、大きな穴が空いてしまったのです。すでに歯は広範囲にわたって溶けており、ほとんどを抜歯し、総入れ歯にする他ありませんでした。歯科医に原因を聞いても首をかしげるばかり。

それから3年後、腰と手足にひどい痛みを感じていたリンダは、何件か病院を訪れましたが原因は不明。痛み止めなどの対処療法で激しい痛みは抑えられても、原因が分からなければ永遠に痛みに悩まされ続けるかもしれません。原因が知りたいと、藁にもすがる思いで高度先進医療で有名なデトロイトのヘンリー・フォード・クリニックを訪れ症状を説明しましたが、医師にも原因はわからないと言います。

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ここでもダメかと落胆したリンダ。やり切れなさが口をついて出てしまいます。「なんで私ばかりこんな痛い思いをしなければならないのでしょうか。健康に気遣ってアルコールは一切飲まず、お茶だけを飲んでいるのに」

この言葉に医師は身を乗り出し、リンダにお茶を飲む頻度と量を尋ねます。するとリンダは紅茶をポットに何杯も、多量に飲んでいることがわかったのです。カフェインたっぷりの紅茶を飲まない日はないこと、1日にティーバッグ150個も使ってお茶を煮出すこともありました。

 

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リンダの話を聞き終わった医師は、カフェインとフッ素を多量に含む紅茶の過剰摂取が身体中の痛みの原因となっているのではないか、原因に検討をつけていました。そして手足や腰などリンダが痛みを訴える箇所をレントゲン撮影すると、小さな骨の破片が結合組織に突き刺さっていることがわかったのです。骨の破片はリンダの体から少しずつ剥がれていったものです。体内にフッ素が多量に蓄積されると、骨は硬くなりますが、同時にスポンジのように穴がたくさん空いた状態となるのです。

 

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フッ素は歯や骨に良いものだと思っていたリンダはショックを受けました。歯磨き粉はもちろん、塩にさえ添加してあるほどだからです。医師によれば「量が問題」だそうで、1日に20mg以上のフッ素摂取は逆効果で、骨や歯をガラスのように脆くしてしまうそうです。

もちろんリンダにとって紅茶を飲むのをやめるのは簡単ではありませんでしたが、ハーブティーなどに切り替え、「普通の」量を守っているそうです。骨を強化する薬を飲みつつ、体の痛みもいつか完全に消え去るだろうと前向きです。でも歯はもう元に戻ることはありません。

Drinking from the tea pair, step 4

長年謎だった体中の痛みの原因がようやくわかり、胸をなでおろすリンダ。彼女ほど紅茶をがぶ飲みする人は少ないかもしれませんが、体の不調は食生活や生活習慣が原因となることは少なくありません。以前の彼女のように痛みに苦しむ人たちに、食生活や生活習慣を見つめ直す機会になればと、リンダは自身の経験を伝えています。