ハインツ・ケチャップの瓶には必ず57の数字が書かれている。なんのためにあるのか知って、アッと驚いた。

食卓には欠かせない存在のケチャップ。日本でケチャップといえばまずカゴメケチャップを連想する人が多いかと思いますが、海外で絶大な人気を誇るのがアメリカで創業したハインツケチャップです。ハインツ社のケチャップ瓶には、プラスチック製かガラス製かを問わず、ある共通点があります。

それは瓶に刻印された「57」という数字です。実はハインツのケチャップ瓶は中身が出ない場合、この数字が印されている部分を手、もしくは指で軽くトントンと叩くと簡単に出る仕組みになっているって知っていましたか？ちなみにこの数字は1896年、ハインツ社の創業者であるH.J.ハインツが、電車の中で自社の広告について頭を抱えていたとき、あるシューズメーカーの「21のスタイルの靴」という車内広告に目が止まり、これを自社に当てはめてみようとひらめいたことに由来します。当時、すでにハインツ社の商品は60種類を超えていましたが、なぜか「57」という数字が頭から離れず、以来この数字を広告に採用するようになったそうです。

家にあったハインツのケチャップ瓶を見ても、確かに57の数字が書かれていました。ケチャップがなかなか出てこないときには、試してみようと思います！