ちえとくをフォローする

Lifehacks

仲間とハイキングに出かけた。しかしただ歩いているだけで脳に起き始めたすごい変化にストックも落としてしまう!

気候もちょうど良く、美しい自然も満喫できる春から夏にかけては、ハイキングにうってつけの時期だと言えるでしょう。都会の喧騒から離れ、雄大な自然が運ぶ風にあたりながら山道を散策するのは気持ちが良いものですが、ただ心地よいと言うだけでなく、ハイキングはあなたの脳みそまで変化させてしまうかもしれないと科学的にも証明されつつあります。

1

最近、米国科学アカデミー紀要に掲載された研究は、自然の中でハイキングをすることが、あなたの幸福度を上げ、より健康的にするのではないかと示唆しています。

この研究では、研究者たちは都会の中と、自然の中を90分間歩いた人たちの脳の中で起きる変化を観察しました。すると、自然の中を歩いた人たちの方が、明らかに「反芻思考」(ネガティブな思考を頭の中で延々と繰り返してしまうこと)をする回数が低く、また、精神疾患に関連する脳の領域の活動が少なかったのです。

この結果に対して、研究者たちは過度な都市化は、人々をよりうつ病のリスクに晒してしまうのではないかと危惧しました。常に都市の中で過ごしている人は、定期的にそこから抜け出して、自然の中を散策することが重要で、それが幸福感をあげる上で非常に役に立つと研究者は結論づけています。

1

また、心理学者のRuth Ann AtchleyとDavid L. Strayerによって行われた研究によると、テクノロジーから少し離れた場所に身を置くことで、人々のクリエイティブな問題解決能力が劇的な向上を見せたそうです。この研究の参加者たちは、約4日間自然の中でバックパッキングをしましたが、その間彼らはいかなるテクノロジーの使用(スマホなど)も許可されませんでした。そのあと、参加者たちは創造的思考と複雑な問題解決を必要とするタスクを行いました。すると通常の人と比較して、このハイキングに参加した人々の方が問題解決タスクのパフォーマンスが50%も高いと言うことを発見したのです。

テクノロジーは非常に便利なものですが、こういったテクノロジーや都市部の騒音が、常に私たちの注意をそらし、集中を妨げている可能性があると研究者は指摘しています。自然の中をハイキングすることで、精神的な疲労を軽減し、心を落ち着かせ、クリエイティブ思考を後押しすることができるのです。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by ぴーちゃん?石垣島×GoPro (@smile_pii) on

いかがでしたか?幸いなことに、ハイキングはもっともお金がかからないスポーツのひとつ。今週末あたり、家族全員そろってハイキングに行ってみてはいかがでしょうか?ぜひシェアしてくださいね!