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火を使わず簡単|熱中症や夏バテ対策に冷やし味噌汁のススメ

連日30度を超える気温に高い湿度、酷暑が続く各地で熱中症への警戒アラートが出されています。

熱中症は、高温の環境下で体温の調節機能や体の電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)のバランスが崩れることで、体温の上昇や脱水が起こり、めまいや頭痛、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こします。

熱中症予防には、気温が高い時間の外出は控える、屋内では適切に冷房を使うなど環境に配慮するほか、汗などで失われやすい水分や電解質を補給することが大切と言われています。

水分や電解質の補給がお味噌汁でできる

そんな時、電解質や水分を補給するのであればスポーツドリンクや経口補水液と思いがちですが、熱中症対策におすすめな身近なものが「お味噌汁」

味噌にはナトリウム、カリウム、マグネシウムといった発汗により失われる主要な電解質が豊富に含まれており、味噌汁として飲むことで、電解質と水分を同時に摂取することができます。さらに、発酵食品である味噌は、腸内環境を改善し、夏便秘や夏バテを予防する効果も期待できるのです。

夏におすすめなのは冷やし味噌汁

熱中症対策にミネラルと水分が同時に補給できるとしておすすめな味噌汁とはいえ、夏は暑く味噌汁を調理したり、温かい味噌汁と食べるのは億劫という人も多いのでは。そんな時におすすめなのが、「冷やし味噌汁」です。お味噌汁に氷を入れて冷たく仕上げることで、無理なく水分や塩分、カリウムを同時に摂取することができます。また、火を使わないためとても簡単に作ることができます。

冷やし味噌汁のベースとなる作り方は、味噌大さじ2杯を1カップのお湯で溶かし、そこに顆粒だし小さじ1杯と2カップ分の氷水を加えてベースを作るだけ。(水でお味噌を溶いてもOKですが時間がない時はポットのお湯を使うと時短になります。)ここにお好みの具材を入れれば、出来上がりです。※分量は4人前です。

夏野菜で生で食べることができるきゅうりやトマト、また、シンプルに豆腐やわかめでも食べるとができます。さらに薬味やゴマ、ごま油を加えれば食欲もアップ。

昨年以降、マスクをつける機会が多いため、夏は特に水分を摂る機会がどうしも減ってしまったり、口もとが熱源になり身体が熱くなりやすいため熱中症やそれに伴う脱水症のリスクがとても高くなる時です。お味噌汁は暑いから避けていたという方は、ぜひ冷たいお味噌汁を熱中症や夏バテ対策に取り入れてみてください。また、食事時以外もこまめな水分補給をする、炎天下での作業は避け、空調の効いた部屋で過ごすなど、熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

プレビュー画像:©︎Twitter/a_momo_flower