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持ち主の元へ|補聴器を見つけた場合の対処法がタメになる

落とし物が持ち主に戻る確率が世界でも飛び抜けて高いと言われる日本では、万が一お財布を無くしてしまっても、8割の確率で手元に戻ってくると言われています。

皆さん、補聴器の落とし物に出会したことがありますか?「聞こえ」を補助する役割をもつ機器は、持ち主にとっては日常生活で欠かすことのできない大切なもの。すぐに持ち主の元へ届けたいと、交番などに届けたり、SNSで情報発信したり、手を尽くしている方がほとんどかと思います。

でも、もし補聴器を見つけた場合、近くの警察署に届け出ることで、持ち主にいち早く連絡ができるのだそうです。

東京亀戸にある補聴器専門店、亀戸まごころ補聴器(@magokorohearing)さんによると、落とし物の補聴器の取り扱いについて説明。

補聴器の落としものを見つけた時の対処法が書かれた画像です。
Twitter/magokorohearing

街中で補聴器の落とし物を見つけた場合は、交番や警察署に届け出ることで製造番号から、メーカーや販売店を通じ、持ち主へ返却することができるのだそう。

補聴器は、副作用や機器の機能に障害が生じた場合に生命や健康に影響を与えるおそれがあるため、適切な管理が必要な医療機器である「管理医療機器」として登録されています。(Ⅲ分類のなかで、クラスIIの『リスクが比較的低い』に分類されています)万が一リコールが発生した場合などは、確実に機器を回収する管理義務が発生するため、メーカーは卸先や販売店を記録すること、また販売店は購入者を記録する必要があります。

今年の初旬ごろから警察の遺失物係から連絡が入り、補聴器メーカーと対応の共有ができるようになったとのこと。そのため補聴器を街中で見つけた際は、交番や警察署へ届けることで製造番号から、持ち主の手へ届けることができるような仕組みになりました。

この取り組みには多くの人から広まってほしいとの声が上がっています。

補聴器は、耳の状態や使用目的、使用環境に応じて聞こえをサポートするために、一人一人に合わせ調整がされています。そのため、費用が高額になることも。家族が補聴器を利用しているという人からは、補聴器を落としてしまい苦労したという体験談も寄せられています。

一人一人に合わせ調整がされていることから、失くしてしまうと日常生活に大きな支障をきたしてしまう補聴器。今回紹介した対処法が多くの人に知ってもらえるといいですね!

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プレビュー画像:©︎Twitter/allez10
出典: Twitter@magokorohearing