ちえとくをフォローする

キッチン

冷やすだけじゃない|保冷剤を再利用する方法

ケーキや生菓子を買った時に必ずついてくる保冷剤は、気温が高い季節にお弁当バッグに潜ませておいたり、ハンカチやタオルに包んで首元に巻いたり、または火傷をしてしまった時など、何かと冷やす場面に便利。でもとりあえず行き先は冷凍庫。気がつくとかなりの量になっていた、なんてこともよくあります。

そこで今回は保冷剤の便利な再利用法をご紹介。保冷剤には、冷やすだけじゃない意外な活用法があったのです。

・温めて使うことができる

保冷剤と言われると、つい冷やして使うイメージですが、保冷剤は温めて使うこともできるのです。40度くらいのお湯に2〜3分湯煎をします。水分を拭き取れば、この適度な温かさと保冷剤の柔らかさは、目元のアイマスクにぴったり。1日の終わりに、この保冷剤アイマスクを使えば、パソコンやスマホの使用で疲れた目を癒してくれますよ。

注意:電子レンジは短時間で保冷剤の成分が沸騰することで保冷剤が膨張し、破裂する危険があるので使用しないでください。

・保冷剤は中身を出して、生ごみにかけたり、消臭剤としても使える

保冷剤は、そのほとんどが水分で、残りは少量の高吸収性ポリマーと呼ばれる化学製品からなっています。この吸水ポリマーには、消臭効果があるので、消臭剤として使用することも可能です。捨てる前に中身を生ゴミにかければその嫌な匂いを吸収してくれます。また、エッセンシャルオイルと合わせてオリジナル消臭剤も作ることができます

・掃除に使うことができる

高吸収性ポリマーでゲル状になっている保冷剤は表面がデコボコしています。このデコボコが汚れを取り込むのに役立ちます。少量をキッチンダスターにつけて、シンクや水道蛇口のステンレス部分に使えばピカピカに綺麗に。あとは濡らした布で綺麗に拭き取ります。

注意:高吸水性ポリマーは絶対に水で流さないでください。水で膨らむ性質を持っているため、排水溝を詰まらせてしまう恐れもあります。必ず布で拭き取るようにしてください。

・食材の除菌ができる保冷剤がある

保冷剤の中には、「環境型保冷剤」というものがありあす。この保冷剤は環境と安全に配慮した次世代型の保冷剤。中身に、弱酸性次亜塩素酸水を使用しているため、手洗い除菌、まな板除菌、消臭剤として使用することができるのです。

また、有機物と接触すると分解されて普通の水に戻る性質を持っている為、捨てる際は直接下水に流すことができます。この環境配慮型保冷剤は一部の製菓販売店や百貨店ですでに導入がされているので、冷凍庫に眠っている保冷剤の中で、同タイプのものがあるかもしれません。

冷やす以外にもあった保冷剤の活用法。たくさん溜まって処分をする前にぜひ試してみてください。

プレビュー画像:©︎Facebook/Teruyo Tsuda

冷やすだけじゃない|保冷剤を再利用する方法