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ヘルスケア

体に嬉しい作用がたっぷりホットトマトジュース

美容と健康に良い栄養素がたっぷりと含まれているトマト。中でも、β-カロテンの仲間であるリコピンは、ビタミンEの100倍以上の抗酸化力を持つといわれています。またリコピンには、代謝を促し中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用や肌の抗酸化防止など、ダイエットや美容効果も持ち合わせています。

リコピンは生トマトよりトマトジュースの方が豊富

体の健康キープに嬉しい作用をもっているリコピンですが、生のトマトだけでなくトマトジュースやトマト缶といったトマト加工食品にも豊富に含まれているのだそう。しかも驚くことに、生食用トマトに比べ、ジュース用トマトはリコピン含有量が2~3倍も多く、無塩タイプのトマトジュース1缶(160ml)には、ジュース用のトマト2.5個分が入っているとも言われています。

そのため、リコピンを効率よく摂取するには、生トマトよりもトマトジュースがおすすめです。しかも、温めることでリコピンの吸収・蓄積率がアップすることから、ホットにして飲めば、リコピンの持つ栄養素を最大限に活かすことができます。

以下では、おすすめの飲み方と、嬉しい作用を詳しくご紹介します。

おすすめはホットトマトジュースにオイルをプラス

リコピンは油に溶け出す性質があり、一緒に摂ることで体への吸収率がさらに高まると言われています。そのため、相性のいいオリーブオイルがおすすめ。しかも、オリーブオイルには「オレイン酸」が豊富に含まれているので、悪玉コレステロールを減らす効果も期待できます。

< ホットトマトジュースの作り方>
マグカップにトマトジュース150mlを入れ、600wのレンジで1分ほど加熱します。加熱後、小さじ1杯のオリーブオイルを入れて完成です。お好みで黒胡椒を振ってもOK。(トマトジュースは食塩無添加のものを使用します)

一日に飲む量は2杯まで。リコピンは摂りすぎると、肌が赤っぽく、または黄色っぽくなってしまうことがあります。また、カリウムが豊富なので、過剰に摂りすぎると高カリウム血症になり下痢、吐き気、胃けいれん、おなかの張り、嘔吐、低血圧になってしまう危険もあります。

飲むタイミングはいつでもいいですが、朝にトマトジュースを飲むと、他の時間帯よりもリコピンが効率的に吸収されるそうです。朝食時にホットトマトジュースを飲むことで、この季節なら体を温めることもできそうです。

ホットトマトジュースで期待できる効果

・血糖値の低下
トマトのリコピンは、強い抗酸化作用により血液中の活性酸素を除去し、インスリンの働きを助けると言われています。

・コレステロールの低下で血流改善、代謝アップ
リコピンは善玉コレステロールを増やす働きも持っています。また、抗酸化作用が悪⽟コレステロールの酸化を抑制し、⾎流改善効果も期待することができます。血液は、体の随所に栄養素などを運んで活性化させる働きがあるため、血流が良くなることで摂取したものを効率よくエネルギーに変換できます。その結果、脂肪が体に溜まりにくい体になっていき、ダイエットにもつながります。

・むくみ解消
トマトにはカリウムが豊富に含まれるため、トマトジュースを飲むことでむくみ解消効果も期待することができます。

・便秘解消
トマトを丸ごと絞ったトマトジュースは、食物繊維が豊富。温めて取り入れることで、腸の動きが活発になり、便秘の解消にも。

・美肌効果
リコピンはシミのもととなるメラニンの生成を抑える働きを持っているため、透明感あふれた肌へ導く効果が期待できます。また、強い抗酸化パワーは肌老化の原因となるシワやたるみを防ぐことが期待でき、アンチエイジングにもつながります。

ダイエット効果や美肌効果が期待できるホットトマトジュース。食物繊維も豊富で満足感もたっぷりのため、ダイエットの強い味方にもなってくれそうですね。

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プレビュー画像:©︎Twitter/Zvrgk5fJTBb6Jq0
出典:macaroni, mumuject, watashi by shiseido