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Lifehacks

道に迷ったときに東西南北を知る5つのサバイバルテクニック

想像してください。あなたは今、森の中で一人、道に迷っています。残念ながら、スマホもコンパスも地図も持っていません。向かうべき方向を知るためにあなたができることは?

大自然の中で自分の進むべき道を見つけるためには、まず「方角」を知ることが重要です。この記事では、スマホやコンパスなどを使わずに、方角を見極める5つのサバイバルテクニックをご紹介します。

1. 時計をコンパスとして使う

時計を水平に保ちながら、短針を太陽に向けます。短針と文字盤の12時で作る角度の中間が「南」です。

ただし、この方法は完全に正確なものではありません。最大で25°の誤差が生じることがあります。それでも自然の中で大まかな方角を知るには十分でしょう。

2. 雲や霧で太陽が見えないとき

太陽を頼りに方角を知ろうとしても、太陽が雲に隠れていたり、霧が出ていたりするかもしれません。そんなときは、白い紙とペンが役に立ちます。紙の上にペンを垂直に置き、ペンがどの方向に影を落とすかを見るのです。影の逆方向が太陽の方向です。

紙もペンも持っていない場合は、ナイフと親指の爪を使って影を確認しましょう。

3. 苔

時計がない場合は、大きな木や岩を探し、そこに生えている苔(コケ)に注意してください。苔は太陽の当たらない「北」側に多くつきます。

4. 枝の伸びる方向

木の成長には太陽の光が必要です。木のどちら側にたくさん枝が生えているかを見てみましょう。これが光の側つまり「南」です。 ただし、この方法は群生せず、1本だけで生えている木にしか使えません。

Tree

5. 星を探そう

暗くなっても家に帰れないときは、北極星を探してみましょう。正確に「北」を指すため何千年も前から船乗りたちが方角を知るために使っている星です。

北極星を見つけるには、まず「ひしゃく」のような北斗七星を見つけましょう。ひしゃくの先端(柄の反対側)の2つの星を確認したら、この2つの星の間隔を5倍延長します。その時に出会う星が、あなたの探している北極星です。

スマホやコンパスなど現代の道具を使えば、正しい道を探すのは簡単です。でも、何かあった時のために、道具を使わずに方角を知る方法を覚えておけば安心です。

上記の方法にはコンパスやGPSほどの精度はありせん。できるだけ正確な方角が知りたいときは、どれかひとつに頼らず、いくつかを組み合わせるようにしましょう。

プレビュー画像: ©pinterest/huffingtonpost ©pinterest/survivaltek