Lifehacks
オーバーヒート防止|ノートパソコンの内部温度を下げる方法
暑いと感じるのは人間だけでありません。コンピューターにとっても夏は辛い時期なんです。ベッドでのんびりしながら大好きな映画を見ているとき、ノートパソコンがオーバーヒートしてしまうとせっかくのリラックスタイムが台無しに。何も考えずにリラックスしたい時に限ってパソコンが言うことを聞かなくなること、ありませんか?
悪化すると、ファンがものすごい音を立てて回転し始め、パソコンが異常に発熱してしまうこともあります。どういうわけか映画やドラマのいいところで起こったりするものです。
こんなときは通常パソコンがクールダウンするのを待つくらいしかできることはありませんが、Twitterユーザーの鈴木秋則 (@akinori_suzuki) さんが発見した画期的な解決方法があります。その方法とは、ノートパソコンの上に10円玉硬貨を積み上げるというもの!
MacBook Proの内部温度が下がらなくて困ってるという人は、アルミよりも熱伝導率が優れている銅を使って熱を逃がすと良いので、まずは家にある十円玉をかき集めて試してみるべし。 pic.twitter.com/7hc6E8Tky9
— 鈴木秋則 (@akinori_suzuki) November 2, 2015
鈴木さんは、この方法を下のようなパソコン熱の画像を見ていて思いついたそうです。一番熱くなっている画面の下あたりから熱を他の場所に逃がす方法をあれこれ試して辿り着いたのが、10円玉でした。
銅はパソコンに使われているアルミニウムやプラスチックよりも熱伝導率に優れているため、パソコン内部の熱が銅を伝って外に逃げるという仕組みです。
やり方は簡単。ノートPCのディスプレイ前など、熱くなっている金属部分に銅貨を束にして、並べて積むだけ。半導体や冷蔵庫等の冷却器に使われる冷却装置、ヒートシンクと原理は同じです。
この方法をデスクトップのパソコンで試した場合も効果アリとの報告が続々と寄せられています。
@akinori_suzuki @tanakh これは有意に温度下がったから採用らしい。 pic.twitter.com/9hPfCEo2iH
— Keigo Nitadori (@k_nitadori) 2. November 2015
実はこの「10円玉排熱」は、昔から知る人ぞ知る裏ワザなんだとか。しかしCNETがこれが本当に効果的なのか実験してみました。こちらがそのビデオです。(英語のみ)
結果は短い間は銅貨自体に熱が吸収されるのでCPUなどの温度は下がりますが、そのままにしておくとまた温度は戻ってしまうようです。これはヒートシンクほどは表面積が増えないからなのでしょうか。ひょっとしたら積み重ね方を工夫してコインの表面積を増やすことができれば放熱効果が上がるかもしれません。
ノートパソコンがいつもオーバーヒートしているようだったら、適度に休ませてあげた方が良いのは確実ですが、ただし緊急手段としては試してみる価値ありです!
プレビュー画像:©︎Twitter/@akinori_suzuki