ファッション
冬に足首見せるファッションはどうなの?
くるぶしを見せる長さのアンクルパンツ。足元から軽快感や抜け感を演出でき、下半身をシュッと引き締めてくれるアイテムで、若者にとってはもはや定番。最近では、1年を通して秋冬でも足首を見せている人も少なくありません。
しかし、凍えるような気温の中で足首をむき出しにするなんて、こっちが寒くなるわ、と眉をひそめる人もいます。
このファッショントレンドについて考えてみましょう。
アンクルパンツとは?
年配の方にはなかなか手が出せないこのファッションアイテムは4、5年前から世界的にトレンドとなっています。足首より上の短い丈のパンツをはき、素足にスニーカーを履いて、くるぶしを見せるのです。
体の中で一番細い部分、つまり足首を出すことで、全身スッキリみせることができ、おしゃれ度がアップするというわけで、今では男女問わず、街中で見かけるようになりました。
冬にくるぶし丈は不健康?
涼しげなくるぶし丈ファッション、夏には問題なくても、冬には足が冷えて不健康なのでは?と言う声があがるのも当然でしょう。
これについては、医療関係者の間でも意見が分かれるところです。特に問題ないとする人もいれば、もっと批判的に見る人もいます。
とはいえ、足首を冷やすと風邪をひくという単純な問題ではありません。足首が冷えると動脈が冷え、低体温になりやすく、結果として、血行が悪くなり、粘膜も乾燥してしまうという負の連鎖が起き、ウイルスを十分に撃退できなくなり、風邪や感染症にかかることがあるのです。
また、女性は筋肉が少ないので下半身が冷えやすく、冷えから生理痛がひどくなるなど婦人科系の問題が生じることもあります。
逆に言えば、体の保温力や免疫力が十分高い人であれば、多少冷気にさらされても健康への害はありません。
冬でもアンクルパンツが履きたいなら
それでもファッションのトレンドを無視したくないという人は、いくつかのヒントを参考にしてください。
冬に体を温めて免疫力をアップさせるコツ
- 十分な睡眠をとる。
- 果物や野菜を多く取り入れたバランスの良い食事をする。
- 運動をする
- ストレスのレベルを下げる
足の冷えを防ぐコツ
- 冷えすぎないように、膝から上は暖かい服装を心がける
- ラムスキンやファー、フォームなどの暖かいインソールや足用カイロを使って、足が冷えないようにする。素足に見えるフットカバーを着用するのもお勧め
- 家では裏起毛のスリッパを履き、冷えた足を素早く温める
- 靴のなかのスペースを確保する。足の指を動かすことができれば、筋肉が活動するスペースができ、体を温めることができます。
体の声を聴く
温度に対する感受性は人によって異なるので、自分の体の声に耳を傾けてください。健康で、冷え性でなければ、冬にくるぶしを出しても、なんなら裸足で歩いても、基本的に危険ではありません。しかし、さすがに雪や雨の日には、靴下をはいたり、ブーツを履くことをお勧めします。
出典: tz, ikk-classic, fitforfun
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