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Lifehacks

聴覚過敏の人のために開発されたウサギマーク ぜひシェアして広めて!

突然ですが、皆さんはこのウサギのマークを見かけたことがありますか?2017年秋、このシンボルマークがネット上で拡散され、大きな話題になりました。一体、なんのマークだと思いますか?

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実はこのシンボルマークが生まれた背景には、ある少年の人に理解されない苦しみがありました。そのツイートが投稿されたのは、2017年9月のこと。

「息子は聴覚過敏で音の大小関係なく生理的に無理な音があるからイヤマフ常備してるんだけど『小さい子にヘッドフォンで音楽聴かせて!会話しなさい』と勘違いされた。騒音や嫌な音を和らげるだけで音を完璧に遮断してるわけではなく近くにいれば会話も出来るし音楽聴いてるわけじゃないよ。理解広まって」

そう、この投稿者の息子は聴覚過敏を抱えており、そのためにつけていたイヤマフを諌められてしまったのです。

しかしそもそも、聴覚過敏とはどのようなものなのでしょうか?それは文字通り、聴覚が過敏で「音」に極端に疲れる状態です。特定の音に過剰反応したり、多くの人にとって気にならないような音が、耐えられないほど大きく感じられたり…その結果、イライラしてしまうことや、ぐったりと疲れて寝込んでしまうことすらあります。

聴覚過敏のある人の数を予測することは困難ですが、ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー)患者の約20%に聴覚過敏があると言われており、日本では計100万人以上のASD患者がいることを考えると、決して少ない数ではないでしょう。そしてこれらの人は、周囲の無理解に人知れず傷ついているのかもしれません。

Twitter/Takeru_FTX

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Twitter/Takeru_FTX

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その話を聞きつけたのが石井マークの石井達雄社長でした。石井マークは標識などの製作を手がける会社。石井社長は「『マーク屋』として解決すべき役目を感じた」と言い、この聴覚過敏の認識を促すための共通のシンボルを作ろうと思ったのです。そして出来たのがこのウサギのマーク。

看護師からの投げかけに応じる形でいくつかのデザインを例示したところ、「小学生のためにひらがなバージョンもほしい」という声などを受け、現在7~8種類(カラーバリエーションを含めると50種類以上)が用意されています。マークにはいずれも、保護具を装着したうさぎが描かれており、その周りに文言が添えられていますね。

実際に聴覚過敏に悩んでいたある人は昨年、ツイッターで偶然このマークを知り、今年の春ごろからイヤホンにマークを貼るようになったそうです。「理由は分からなくても、ステッカーがあると、パッとみて『なにかあるんだな』と思ってもらえるだけでも気が楽です」と話しています。

もしあなたがこのマークをつけている方を見かけたら、間違っても大きな声でおしゃべりしたり、不必要に音を立てることをしないでください。そしてぜひこの記事をシェアして、聴覚過敏についての理解を広めるお手伝いをしてください。聴覚過敏に対する周囲の理解さえあれば、そもそもこのステッカーは必要ないのですから。

プレビュー画像: / © Twitter/mitsumine_0815

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