その他の豆知識
昔と今を比べた2枚の写真 ある指摘にハッとして口元を手で押さえた
協調性を重んじる国民性が世界でも有名な日本。私たちは小さな頃から学校という集団生活の中で、個よりも和を重んじることを学び、人と足並みを揃える生き方を知らず知らずのうちに身につけてきました。
そんな日本人の美徳とされる協調性ですが、いつの頃から「個性がない」「みんな同じ」と言ったネガティブな面も指摘されるように。協調性にフォーカスを当てるばかりに、「みんなそうだから」や「決まりだから」といった曖昧な理由によって子供たちの中にある「個」を見つめることが疎かになっていたのです。
小さな頃、学校でみんながそうしているからという理由だけで納得がいかないまま、先生や周りに従わざるを得なかったという苦い経験があるという人もいるのではないでしょうか?
そんな時代を経て現代は多様性が認められるような社会に変化しつつあり、「自分らしく生きる」という言葉をよく耳にするようになりました。
しかし、これから紹介する写真は私たちにある疑問を投げかけたのです。その写真がこちらです。
これは、Peppermint??さん(@Peppermint_2525)がTwitterに投稿した写真。
バブルの後、日本はどこかで道を間違えたと思うんだよね。
<- 1986年 2011年ー> pic.twitter.com/WVY4N27QJK
— Peppermint?? (@Peppermint_2525) September 30, 2020
そこにはこれまでのイメージがひっくり返るような写真が写っていました。個性、個性といった言葉が飛び交う現代の方が約35年前の今よりもよっぽど画一された「同じ」を求める社会だったのです。
この2枚の写真に、ツイッター上でも様々な意見が飛び交っています。
左:男女雇用機会均等法が施行されたのが1986年なので、まだ女子の就活スタイルが決まってなくて自由だったんでしょうね。
— 🪐 𝐌𝐞𝐭𝐢𝐬 𓂀🇺🇸 (@MetisOracle) September 30, 2020
右:最近の子(ネット後)は検索があるから余計に同じ格好になっていくんでしょうね。
就職市場が超買い手市場になって、学生さんは通るかどうかに戦々恐々とするようになったのが原因です。就職率が落ちたら、文科省から大学は就職率を報告するように言われて、今度は大学側も戦々恐々となった、就職セミナーとか初めて、服装に注意しましょうとか教えるようになったものです。
— しぶちん⏳🌏🧭🔨 (@pmagshib) October 1, 2020
女性の社会進出が当たり前でなかった当時、女性の就職活動スタイルが決まっていなかったと言う声や、また就職難だった時代に確実に就職するために必然的にこうなったとの声も。
また、他にも現代ならではの光景では、など様々な意見が。
少し違うかと
— はるか(仮)ちゃん/スーャジタ (@iroa1991) October 2, 2020
ネットの発達により情報収集が容易になった結果
印象の良い格好として無難なスーツ姿へと情報が集約し
それがビジネスマナーへと至った
合理性を追求した結果がこの統一された様式なので、間違いということないのでは。官僚制の様な合理化の追及は窮屈な面もありますが、恩恵も多分に受けられていると思います。
— 川 (@asyura333) October 2, 2020
個人的には右側推し。
— ルンリルンリ🎶 (@yuku666) October 2, 2020
装いで個性を示すより画一化した見た目の中で自身の個性をそれぞれの方法で表現していければそれでいいのではと思う。あと単純にフォーマルなリクスが好き。
個性とは決して見た目だけで測れるものではありませんが、ネットが発達した社会で容易に情報が手に入るがために、皮肉にも私たちは意図せずして「みな同じ」という型にはまってしまっているのかもしれません。
プレビュー画像:©︎Twitter/Peppermint_2525