ちえとくをフォローする

Lifehacks

犬にとって有毒で危険な食べ物12選

人間にとっては無毒でも、犬にとっては危険な食べ物はたくさんあります

赤ちゃんがいる家庭で家の中の安全対策が必要なように、犬のいる家庭でも愛犬の危険を回避する対策を講じる必要があります。犬にとって危険な食べ物に注意することも重要な安全対策。人間にとっては何の変哲もない食べ物であっても、犬にとっては毒になるものがたくさんあるのです。

この記事では、犬にとって危険な有毒食品をご紹介します。

Butters

犬に食べさせてはいけない食べ物:

  • ココア、チョコレート
  • アボカド
  • 玉ねぎ、にんにく
  • ぶどう、レーズン
  • ナス科の生野菜(例:ナス、トマト、じゃがいも)
  • ナッツや香辛料(例:マカダミア、ナツメグ)
  • 生の豆類
  • 生の豚肉
  • アプリコット、チェリー、プラムなど
  • キシリトールを含むもの

犬の体格や体質によっては、上記の食品を少量でも食べると生命に危険が及ぶ可能性があります。上記の食品に加えて、アルコールやカフェインももちろん犬には有害です。

Avocado Slices

1. ココア・チョコレート

ココアやチョコレートに含まれる「テオブロミン」は犬には危険な物質です。激しい喉の渇き、嘔吐、呼吸困難、痙攣などの中毒症状を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。チョコレートのカカオ含有量が多いほど(ピュアココアパウダーやダークチョコレートが代表的)危険です。

また、チョコレートは犬の心臓にも悪影響を及ぼすため、少量であっても犬にとっては危険です。与えないようにしましょう。

Uncle Jim hollows out the cocoa mix

2. アボカド

アボカドにはペルシンという成分が含まれており、犬の心筋に炎症を起こす可能性があります。

3. タマネギ・ニンニク

タマネギなどのネギ類やニンニクに含まれる含まれる香味成分「アリルプロピルジスルフィド」という有機硫黄化合物は、犬の赤血球を攻撃し、貧血を引き起こす可能性があります。少量でも中毒を引き起こすため、犬が近寄れる場所には置かないようにしましょう。

4. 未加熱のナス科植物(ナス、トマト、ジャガイモなど)

ナス科の植物は、アルカロイドやソラニンを含んでいるため、生食すると犬にとって危険です。皮を剥いて調理すれば、ジャガイモなどは問題なく与えることができます。

5. ぶどうとレーズン

ブドウやレーズンは、犬のカルシウム濃度を上げ、最悪の場合、腎不全を引き起こす可能性があります。

Grapes

6. ナッツ類や香辛料

マカダミアナッツ、ナツメグ、アーモンドなどナッツ類や香辛料の一部は、犬が摂取すると痙攣や嘔吐、麻痺などの中毒症状を引き起こします。最悪の場合、死に至ることもあります。

7. 生の豆類

マメ科植物に含まれるファシンという毒が赤血球を固めてしまい、出血の原因になります。

8. 生の豚肉

豚肉は加熱すれば犬に食べさせていい食べ物ですが、生食は避けた方がいいでしょう。鮮度に関係なく、生の豚肉を食べると食中毒菌やウイルスに感染する恐れがあります。現在では感染リスクは低くなっていますが、安全のために生の豚肉は与えないようにしましょう。

9. キシリトール(甘味料)

甘味料のキシリトールは、チューインガム、スイーツ、焼き菓子、歯磨き粉などに含まれています。犬にとっては毒性があり、痙攣や低血糖、肝不全などを引き起こす可能性があります。

10. アプリコット、チェリー、プラム

アプリコット、チェリー、プラムなどの果物には、「アミグダリン」という成分が含まれています。この成分は本来、犬には無害ですが、代謝の過程で猛毒の「青酸」に変化してしまうことがあり、危険です。

apricots

その他、犬にとって好ましくない食べ物

  • ピーナッツ
  • お菓子、おつまみ

11. ピーナッツ(落花生)

ピーナッツ(無塩)は犬が食べても大丈夫なナッツとされていますが、なかにはアレルギー反応やてんかん発作を起こす犬がいることが分かっています。また、心臓や腎臓に問題のある犬には不向きです。

12. お菓子やスナック菓子

甘い菓子には糖分がたっぷり含まれており、犬の歯に悪影響を与えます。また、肥満や糖尿病、消化器系の問題を引き起こす可能性もあります。塩分と脂肪分の多いスナック菓子も犬には不向きです。

naked peanuts!

犬が中毒を起こした時は?

犬が中毒になった場合は、すぐに獣医師に相談してください。事前に電話をして状況を話せば、最初の指示を受けることができるでしょう。犬の意識がない場合は、嘔吐物や唾液で窒息しないように横向きに寝かせ、病院に連れて行きます。原因となった食べ物の食べ残しや包装があれば、病院に持っていきましょう。

Frustrated Alfie

身近な食べ物のなかには犬にとって危険なものが多くあります。愛犬の健康のため、人が食べた残りものを犬に与えるのはやめましょう。

ペットには有毒な観葉植物についても併せてご覧ください。

プレビュー画像: ©Flickr/normanack ©Flickr/jinglejammer