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犬には絶対に食べさせてはいけない10種類の食品
愛犬家にとって犬は大切な家族の一員。でも、いくら家族であっても、人と同じ食品を食べさせるべきではありません。なぜなら、人間の身体に良いものであっても、犬にとっては毒になるものや、危険なものがあるからです。次の10種類の食べ物は特に注意が必要です。大切な家族であるワンちゃんに健康でいてもらうためにも、犬が食べてはいけない食品を頭に入れておきましょう。
1. ココナッツ
ココナッツの果肉は人間にも犬にも基本的には無害です。ココナッツにはミネラルやビタミンがたくさん含まれています。ただ、ココナッツは油分が多いので下痢になるワンちゃんが多く、与えない方が無難です。リスクを避け、胃の問題を防ぐためにも、ココナッツをあげるのはやめておきましょう。
![Coconut Dog](https://live.staticflickr.com/2539/3678721902_a7fe20b641_z.jpg)
2. アボカド
最近ますます人気のアボカド。栄養満点の植物ですから、愛犬にもあげたくなりますが、ちょっと待って。アボガドにはペルシンと呼ばれる毒素が含まれています。ペルシンは人間には問題ないのですが、動物では中毒症状を起こすことがあり、ときには重篤な心筋障害や死に至ることもあります。用心のため、アボカドは人間のお皿の上だけに載せましょう。
![Avocado boxer dog Morrie.](https://live.staticflickr.com/8182/8047256872_54866b1a6c_z.jpg)
3. ナッツ類
ナッツは犬にとっては危険な食べ物。特にマカダミアンナッツは、アミグダリンという化合物により、犬が中毒を起こしやすく、絶対に与えるべきではありません。アミグダリンは犬の細胞呼吸を阻害し、命にかかわることがあるからです。また、クルミなども脂肪分が多いため、消化不良や下痢を起こす可能性があるため、避けたほうがいいでしょう。
![Nuts](https://live.staticflickr.com/2302/2103003911_bb69c4f745_z.jpg)
4. トウモロコシの芯
トウモロコシは少量なら犬にも安全です。ただし、食物繊維が多く消化しにくいため、犬にとうもろこしを与える時は、柔らかく茹でた後にすり潰して与えるようにしましょう。ただし、トウモロコシの芯は絶対にあげないように。うまく消化できずに、喉に詰まらせたり、消化不良を起こしたり、ときには死に至ることもあります。
![Buffy loves her corn also](https://live.staticflickr.com/3282/2806562569_f7c72bb07a.jpg)
5. さくらんぼ
果物は人間だけでなく犬にとっても健康に良い食べ物です。でもサクランボは避けたほうが安全です。というのも、さくらんぼの種には青酸カリに似た毒性のあるシアン化物が含まれているためです。犬がさくらんぼの種を食べてしまったら、動物病院で診てもらったほうがいいでしょう。種を取った実だけであれば、少量なら問題ありません。
![Momo is very serious about the start of cherry season](https://live.staticflickr.com/4233/35383016805_24b2ac3eae.jpg)
6. 乳製品
犬はミルクが好きだと思っている人が多いのですが、実は犬の多くが乳糖不耐症です。そのため、乳製品を食べると下痢や腹痛が起こることがあります。さらに、乳糖分解酵素であるラクターゼの活性は年齢とともに低下するため、高齢になってから乳糖不耐症になる犬も多いということを覚えておきましょう。
![taro the shiba, extra milk pics 19](https://live.staticflickr.com/4121/4902895103_ca06da8ef6.jpg)
7. キシリトール
チョコレート、キャンディ、チューインガム、グミなどのシュガーレス製品の多くに犬に毒性のあるキシリトールが含まれています。犬がキシリトールを食べるとインスリン分泌促進作用が起き、その結果、低血糖、けいれん発作、肝不全が起こり、死に至ることもあるのです。
![Candy Caned out!](https://live.staticflickr.com/3198/3136565041_2b06f98a46.jpg)
8. パン生地
最近は自宅でパンを作る方も増えていますが、食いしん坊のワンちゃんがいる場合は注意してください。焼く前のパン生地を犬が食べてしまうと、胃の中で膨らむだけでなく、中毒を起こす場合があります。これは胃の中で酵母が発酵し、有毒量のエタノールを放出するため。この結果、低体温症やけいれん発作が起こり、最悪の場合は死に至ります。また、たとえ焼いたパンであっても、あげすぎることはお勧めできません。パン好きのワンちゃんなら、甘くないシンプルなパンを、おやつとしてたまに少しあげる程度にしましょう。
![Kneading bread dough 2](https://live.staticflickr.com/2284/2109422732_7afb9685eb.jpg)
9. 生肉
生肉に関しては賛否両論です。本来、犬の主食は生肉なのでメリットも多いのですが、生肉にはサルモネラ菌などの細菌が含まれていることが多く、腸に炎症を起こすことがあります。人が生で食べられるくらいに新鮮なものが手に入ったら与えてもいいのですが、一般に売られている肉は加熱用ですから、感染リスクをできる限り抑えるためにも、十分に加熱調理して与えたほうが安全です。
![Crunch!](https://live.staticflickr.com/7064/6954788387_6fd14e8b2e_z.jpg)
10. 骨
ご存知の通り、犬は骨をかじるのが好きです。ただ、鶏の骨や調理された肉の骨はお勧めできません。簡単に裂けて鋭く尖った状態になるため、歯や口、食道に損傷を与える危険があります。
![How true chicken meat looks like - cooked](https://live.staticflickr.com/3105/2767738741_9e5ffe1a05.jpg)
ご覧のように、人間が日常的に食べている食べ物のなかにも、犬にとっては危険なものがあります。特に子犬は好奇心旺盛なので色々なものを口にしてしまいがち。愛犬家さんは上のリストを参考に犬にあげる食事に十分注意してくださいね。
プレビュー画像: © flickr/Ellie Attebery© flickr/Mindy Hertzon
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