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Lifehacks

1人で外出中に倒れてしまった男性。意識が遠のく中、スマホの電源ボタンを連打した。

予期せぬ災害が降りかかった時の準備はしていますか?自宅に食料や水などの備蓄はしてあるという人でも、外出先での緊急時の対応は想定していない人が多いのでは。しかし準備をしていなかったとしても、ポケットに入っているあるものを使えば、最悪の自体を避けることができるかもしれません。

TwitterユーザーのiGNITEDさん(xxxprius)が投稿した出来事は大きな注目を集め、6万以上もリツイートされました。それはiGNITEDさんが一人で釣りに出かけていた時のこと。急に体調が悪くなり、意識がどんどん遠のいていくのを感じました。しかし周囲に人はおらず、iGNITEDさんはそのまま人里離れた海岸で気を失ってしまったのです。

iGNITEDさんが目を覚ました時、病院のベッドで点滴を受けていることに気がつきます。無事に救出されたのです!しかし周りに人気はなかったはず…一体どうしてiGNITEDさんの命は助けられたのでしょう?

実はiGNITEDさん、倒れるとき半ば無意識的に、持っていたiPhoneの電源ボタンを連打していたのです。そう、この機能こそが今回みなさんに紹介したいiPhoneの「緊急SOS機能」です。地震や豪雨被害など、近年多発する災害時に素早く助けを求めるのに便利なこちらの機能…一体どのようなものなのでしょうか?

※ここからご紹介する内容は緊急時のために覚えておくだけに留め、決して試さないでください。実際に通報してしまうことがあるので、絶対に試さないようにしてください。

iPhoneから緊急SOS電話をかけるのは実は簡単で、iPhone7/7 Plusまでの機種の場合、スリープボタン(電源ボタン)を5回クリックします。現れた「緊急SOS」スライダをドラッグすると緊急SOS電話をかけられます。iPhone8、iPhone8 Plusでは、サイドボタンと音量ボタン(+/-どちらか)を、「緊急SOS」スライダが表示されるまで押さえます。表示されたらスライダをドラッグして緊急SOSをかけます。

しかしこれだけでは普通の緊急電話。iGNITEDさんが使ったであろう機能は、さらに強力です。それは「緊急SOSの自動通報」。自動通報をオンにした場合は、サイドボタン(電源ボタン)を5回連打するとiPhoneからアラーム音とともにカウントダウンがはじまります。カウントダウンが終わったら、かけた地域の緊急通報サービスに電話が自動的に発信される仕組みです。さらに自分の位置情報を発信先に伝えることができます。

設定方法は簡単。

iPhoneで「設定」を開き、「緊急SOS」から「自動通報」をオンにするだけ。

その際に「カウントダウンで音を出す」にチェックを入れておくと、警告音も鳴るようになります。

いかがでしたか?災害はいつ襲ってくるか分かりません。いざという時に使えるように、早速みなさんもご自身のiPhoneで試してみてはいかがでしょうか?だけど試す時、間違って本当に通報しないようくれぐれも注意してくださいね!

プレビュー画像:©︎Media Partisans