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岩手県の旅館に置かれたカメムシ対策用ガムテープ
岩手県の旅館に宿泊すると部屋のテーブルの上などに、「お願い」の貼り紙と共にガムテープが置かれていることがあります。客室にガムテープ?テーブルが壊れたらこれで直せとでもいうのでしょうか?これ、みなさんは一体なんのためだと思いますか?
実はこのガムテープ、7月〜11月にかけて山間部などで大量発生する「カメムシ」の駆除が目的なんです!
岩手県の広聴広報課(@pref_iwate)もTwitterで呼びかけをするほど、県内の旅館ではガムテープが置かれているのはごく当たり前のことなんだそう。(他都道府県の旅館でも置いてある場合もあります)それにしても、カメムシといえば鼻をつくあのイヤな臭い…思い浮かべただけでも、背筋がゾッとしてしまいますね。
カメムシ用ガムテープ
岩手県は自然が豊かなので、温泉旅館などにこのようにガムテープが常設されていることがあります(^_^) pic.twitter.com/xYVVmT9A3M— 岩手県広聴広報課 (@pref_iwate) 2017年2月10日
カメムシ対策のガムテープがある。
山奥の温泉宿っぽい#おいでよ岩手 pic.twitter.com/8V1UmM2xPS— nyororo (@nyororo) 2019年6月18日
強烈なニオイを放出し大量発生する厄介な害虫・カメムシを退治するのに便利なのがガムテープ。使い方は至って簡単で、短く切ったガムテープでカメムシをそっと捕まえ(圧を加えるとニオイを出すので要注意)後は折りたたんで密封してゴミ箱に捨てるだけ!
たしかに、この方法なら指にカメムシのニオイがつくこともありませんし、処分も便利ですね。
(・∀・)家の民宿用のカメムシ対策表を作ってみた
あと家の地方はカメムシのことをヘクサ虫とよぶが
だいたい略してヘクサという名前が妙にかっこいいと思う pic.twitter.com/zPeUb1s1OM— 関直人 (@Seki_Naoto) 2015年11月25日
ここからは日本に3000種類もいるといわれる「カメムシの駆除・対策方法」を紹介します!これからカメムシが大量発生しやすい時期に入ります。ぜひご覧になって参考にして下さい!
1. 雑草を処理
まずはカメムシが卵を産みつける場所を無くしてしまい、数を減らすことから始めて下さい。カメムシは草木の間を移動する生物です。葉っぱの裏などに卵を産みつけるため、気温が暖かくなるまえから雑草対策をしておけば、カメムシの絶対数を減少させることができます。
2. ハッカ油で撃退
カメムシは強い香りを放つハープ系の匂いが苦手。特に薬局などで購入できるハッカ油は大嫌いなので、この性質を上手く利用してカメムシを家に近寄らせないようにすれば良いのです。
3. ミントをベランダに植える
ハーブの香りが苦手なカメムシ。ミントなどをベランダで栽培するだけで、彼らの侵入を防ぐことができます。窓辺に飾れば爽やかですし、インテリアアイテムとしてもおススメです。
いかがでしたか?日本に生息するカメムシの仲間は非常に多く、1150種類前後が確認されているとか。完全に駆除することは難しいため、窓やベランダなどにカメムシが嫌がるハッカ油やミントを配置して、それでも入ってきてしまったら、ガムテープで捕獲!というのが理想かもしれません。そのときはこの記事をぜひ参考にしてみて下さい。
プレビュー画像:©︎Facebook/Marina Honjo