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お鍋はシンクへ移動|地震時の落下防止対策

未曾有の大災害となった東日本大震災以降、いざという時に避難するための避難リュックや水や備蓄食料の準備、また家具・家電の固定など、多くの人が日頃より災害への備えを意識するようになったと言われています。

いつ起こるかわからない地震に備え、ある対策に注目が集まっています。

それがこちらです!

「母があの震災以来『中身の入ってる鍋は、寝るとき必ずシンクの中に置くようにしてるのよ』と今夜もそうしてたんだけど、大正解でした。コンロの上に置いてたら落下して大惨事でしたわ」

それは、TwitterユーザーのFukami@うさぎ飼いさん(@maron_tweet)のお母様が震災以降しているという対策でした。

夕飯に作るスープや煮物などのお鍋は、食中毒の季節以外は作った後そのままコンロに置いておくことがあります。

しかし、そのまま置きっぱなしにた時に万が一大きな地震が来たとしたら…鍋は揺れにより、コンロから落下してしまいます。

そうなると、落下時に人の足にぶつかったり、内容物が熱かった場合は火傷の危険などがあります。また、その後の掃除がとても大変なことに。近くに電化製品などがあった場合は、さらに危険を伴います。

また、ストウブやル・クルーゼ、バーミキュラなどの鋳物鍋の場合、重量があるため大丈夫と思っていても、万が一蓋がズレてしまうとIHコンロを破壊しかねません。(IHコンロの修理となると、高額な修理費用が発生してしまうこともあります。)

そのため、ツイ主のFukami@うさぎ飼いさんが紹介したように、あらかじめ鍋をコンロからシンクに移しておけば、万が一その場にいない時でも、落下の危険を避けることができます

この投稿には、「気づきになった」など、たくさんの人から反響が寄せられています。

また、中には食中毒の危険が…という指摘もありましたが、ツイ主さん曰くこの時は粗熱を取っている最中だったそうです。

夏など食中毒の季節は冷蔵庫に入れるなど注意をしたほうが良さそうですが、調理直後であったり、冬場で寒いキッチンでは、そのままコンロの上に置いておくという事もあります。いつ起こるかわからない地震へ備えるために、落下防止のためにシンクへ移すという知識はともて有益なものなのではないでしょうか。

また、この方法は就寝前以外でも、在宅時に地震が起きた際にすぐに鍋をシンクに移し、安全を確保するという行動にもつなげることができます。

大きな震災を経験したからこそ生まれた知恵、いざという時にために習慣にしていきたいですね。

なお、3月16日の深夜に起きたの地震では各地で断水・停電被害や道路・鉄道といったライフラインの損傷が確認されており、今後もその影響が出ると見られています。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。今後も1週間ほどは警戒が必要と言われるため、くれぐれもお気をつけください。

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プレビュー画像:©︎Twitter/maron_tweet
出典:Twitter@maron_tweet