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真面目な人は6月になるとこの病にかかる。自覚症状はほとんどナシ。
6月は梅雨、そして祝日がない月でもあり、何となく気分がユーウツと感じている人も多いかもしれません。しかしその暗い気分を、ただの気疲れだと片付けてしまわない方がいいかもしれません。真面目で責任感の強い人が6月にかかりやすい病気があるってご存知でしたか?
その名もズバリ「6月病」。「5月病」なら聞いたことがあっても、「6月病」はあまり聞きなれませんね。5月病とは、新人社員や学校の新入生にしばしば見られる、新しい環境に適応できず、やる気が低下し無気力な状態に陥ってしまうことを言います。
「やる気が出ない・心が沈む」あなたのそれ実は”6月病”かも? https://t.co/zh4AVzljnk pic.twitter.com/yJ9plmxWNR
— 高倉常夫 (@rock_crystal_lu) May 24, 2019
6月病の症状もこの5月病と良く似ています。しかし最近は、この5月病よりもむしろ6月病の方が深刻なのではないかと言われています。5月は気候も良く、ゴールデンウィークなど休日やイベントも目白押し。多少暗い気分であっても乗り切れる場合が多いのですが、6月となるとこうはいきません。社会人1年目の場合などは特に、6月に入って研修も終わり、職場に配置されると仕事の厳しさに直面することも多いはず。ジメジメとした気候も相まって、蓄積された疲労やストレスが表面化して心身の不調を訴えるケースが急増しているそうです。
特に真面目すぎる人や頑張りすぎる人は、人目を気にするあまり、環境に過剰に適応しようとして自分をどんどん抑え込んでしまうため、大きなストレスを感じてしまい、発症しやすくなるんだとか。
「6月病」自体は俗称であり、急性疾患である適応障害の一種です。つまり風邪などと同じように、時が経てば治るケースがほとんど。しかしこの状態が長引くと、「うつ病」に移行してしまう可能性もあるため決して甘く見てはいけません。実は、6月病などに見られる「適応障害」と診断された人のうち40%以上が、5年後には「うつ病」などに診断名が変更されているのです。
では6月病にならないためには、具体的にどう行動していけば良いのでしょうか。もちろん、おおもととなるストレスを取り除ければそれが一番ですが、職場を変えるなどといった大きな行動は、なかなか起こせないのが現実です。
そんな中でも6月病を予防するために、セロトニンの分泌を促すことが重要です。セロトニンは、心身の安定や心の安らぎなどに関与することから『幸せホルモン』とも呼ばれており、セロトニンが多く分泌されると、うつ病になりにくいと言われています。以下の4つのことを意識的に行えば、セロトニンを増やすことができます。
①リズミカルな運動
ジョギング、ウォーキング、縄跳びなど…リズミカルな運動は、セロトニン分泌を促します。
②タンパク質の摂取
セロトニンの主原料はアミノ酸「トリプトファン」で、たんぱく質豊富な食品に多く含まれているため、鶏胸肉など、タンパク質を多く含む食品を積極的に摂取していきましょう。
③十分な睡眠
セロトニンを増やすには、睡眠時間をしっかり確保して、朝は太陽の光をしっかりと浴びることが重要です!
④趣味を持つ
仕事ばかりで根詰めないで、趣味などを持ち、リラックスタイムを設けることもとっても重要!
セロトニンを増やす習慣、ぜひこの際身に付けたいですね。
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