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Lifehacks

熟睡できたことを示す4つの意外なサイン

ちゃんと寝ていても昼間に眠くなる、朝起きられない、疲労感があるというのは安眠できていない証拠。では、逆にぐっすりとよく眠れたことを示すサインはあるのでしょうか?

もちろん、朝すっきりと目覚めて、1日のタスクを元気にこなし、体調もよく、肌トラブルもないことは熟睡できているサインとも言えますが、他にも「え?これってよく眠れたってこと?」と驚くようなサインがあります。

この記事では、熟睡できたことを示す意外なサインをご紹介します。

【睡眠サイクルが熟睡の鍵】

熟睡サインをご紹介する前に、睡眠サイクルについて説明しましょう。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠という2つの状態あります。レム(REM)とは、「Rapid Eye Movement(急速な眼球運動)」の頭文字をとったもの。脳の活動が活性化し、情報や感覚的な印象が処理される段階。レム期に脳は覚醒し、はっきりとした夢を見ますが、全身の筋肉は弛緩しています。もうひとつのノンレム睡眠は深い眠りで、脳がしっかりと眠り、回復する時間です。

人が眠りに入ると、うとうとと浅い眠りから少しずつ眠りが深くなり、1時間ほどで最も深いノンレム睡眠に入ります。このノンレム睡眠(60〜80分)が終わるとレム期(10〜20分)となります。この約90分のサイクルを4〜5回繰り返し、レム睡眠時に起床するのが理想的な睡眠です。

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熟睡できたことを示す4つの意外なサイン

1. 目やに

「目やに」は睡眠中に目の内側のまぶたに溜まる分泌物が固まったもの。涙液や結膜の粘液が固まるのは、深い眠りが長かったことを示しています。つまり、長時間、まぶたが動かないほど深い眠りが続いていたことを示すサインなのです。

2. おなら

昼間ほどではありませんが、夜も胃や腸は活動しているため、時にはガスが外に出ることもあります。深い眠りの中では、手足や筋肉が緩み、おならに意識的に「抵抗」することができなくなります。一緒に寝ている人に「昨日、ベッドでおならしていたよ」と言われたら、熟睡できたサインです。

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3. 目が動く

睡眠中に目が動くのはレム睡眠中の特徴。全身の筋肉がゆるんで、ぐったりとしているのに、目だけ動いているのでちょっと不気味に感じるかもしれません。でも、このレム期は全身の疲れをとる大切な時間。寝ながら目が動いている人がいても起こさないであげましょう。

4. 興奮

いわゆる「朝だち」という現象。男性の方がわかりやすいですが、この現象は男女ともに起きること。ちなみに、性的な夢を見たからではなく、生物学的な反応がほとんどです。レム期には全身の筋肉が弛緩しますが、脳が活性化しているため身体の内部でさまざまな神経活動が行われ、心拍数や呼吸数も大きく変動します。これは、体が昏睡状態に陥らないようにするためと言われています。レム期に脳が生殖器官に信号を送ることがあるため、朝目覚めたときにこうした現象が起きるのです。

どれも奇妙なサインですが、熟睡できた証拠と思えば嬉しいですね。でも、夏から秋に向かうこの季節は厳しい残暑でよく眠れないかもしれません。残暑でも良く眠れるヒントはこちらの記事をご覧ください。

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