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美容

髪の健康をチェックする4つのセルフテスト

健康な髪は1本でも約100〜150g(卵2個分)の重さに耐え、実際の長さの1.5倍に伸ばすことができます。しかし、傷んだ髪はすぐにプツッと切れてしまいます。

そうはいっても、髪の健康状態は一見しただけではわかりません。髪のダメージは知らず知らずのうちに進みます。定期的に髪のダメージレベルをチェックして、ダメージが進まないうちにケアをしてあげることが大切です。

そこで髪の傷みを自宅でチェックできる4つの簡単なテストをご紹介します。

1. 毛根テスト

自分の髪や頭皮が健康な状態であるかどうかを確認するには、まず髪の根元を調べる必要があります。髪の毛を1本抜き取り、毛根を調べます。

健康な毛根は丸みのある球根状。下の写真のように、細く、丸みがなくなっている場合、髪が傷んでいるか、薄毛の前兆だと考えられます。

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薄毛の進行を防ぐには

  • 肉類を控え、穀類、野菜、魚介類を中心にしたバランスの良い食生活で抜け毛のリスクを最小限に抑えることができます。
  • 髪の健康を保つためのビタミン類やミネラル(亜鉛など)を十分に摂取するようにしましょう。

2. 水に浮かべるテスト

このテストは、髪の表面を保護するキューティクルの状態を判断するのに役立ちます。健康な髪の毛はキューティクルでコーティングされているため水を弾きますが、傷んだ髪の毛はキューティクルが開くか、剥がれているため水分を吸収してしまいます。このテストでは、頭のさまざまな部分から髪を数本抜き取り、水の入ったグラスやボウルに落とします。健康な髪の毛は水面に浮かび、少し傷んだ髪の毛は少し沈み、傷みのひどい髪の毛は底に沈みます。

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キューティクルが開いたパサパサ髪をケアするには、次のような方法があります。

  • 毎回の洗髪後にトリートメントを使用してください。
  • ヘアオイルを使うと髪に水分を閉じ込めることができます。
  • 水の底に沈んでしまう髪はキューティクルが剥がれてしまっているかもしれません。その場合はいたんだ毛先を切って、健康な髪が生えてくるのを待ちましょう。

弾力性テスト

このテストでは髪の弾力性を調べることができます。髪の毛の根本の部分を抑えて、毛先を引っ張ります(切った髪の毛を両手で持って引っ張ってもOK)。髪が1.5倍ほど伸びた後、手を離すと跳ね返ってくるようであれば、あなたの髪は健康です。しかし、引っ張るとすぐに切れてしまったり、ゴムのように伸び切ってしまうなら、髪がダメージを受けているので、補修しなければなりません。

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髪の弾力性を取り戻すには

  • ホホバオイルで定期的に髪と頭皮をマッサージしましょう。
  • シャンプー前にハチミツを髪と頭皮につけてタオルで包み10分ほど置いてから、シャンプーしてみてください。髪の艶がよみがえります。

キューティクルテスト

このテストでも髪の毛のキューティクルの状態をチェックします。人差し指と中指で髪の毛を挟み、毛先から根元に向かって指の間を滑らせてみます。このとき、ギューっとした感覚(あるいはキュッキュッとする感じ)があれば健康ですが、手ごたえがなく滑るようならダメージが大きいと考えられます。

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枝毛や切れ毛を補修するには

  • ケラチントリートメントを試してみましょう。髪を滑らかにし、縮れ毛を取り除き、艶のある髪に仕上げます。
  • パーマやカラーなど髪に大きなストレスのかかる処置はできるだけ控えましょう。
  • ダメージがひどい場合は毛先をカットしてもらいましょう。
  • 米のとぎ汁で髪を洗います。お米の有効成分が髪の内部にとどまりダメージから守ってくれます。

一度ダメージが広がると修復に時間がかかってしまい、切る以外に方法がなくなってしまいます。定期的にセルフテストをして、髪の状態をチェックしておきましょう。

プレビュー画像: © Media Partisans