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DIY

カラカラの庭土でも育つ水やりミニマム植物9選

お庭を緑の草木にあふれる癒し空間にするには、たっぷりの愛情と水やりが必要です。特に夏場は朝夕2回の水やりをしてあげないと庭がすぐに砂漠化してしまいますよね。お庭は美しく保ちたいものの、毎日続けるのはちょっと面倒くさいのが事実。

そこで今回は、カラカラの土でも耐えられる健気なガーデニング植物9選をご紹介します。真夏の地中海気候でも元気いっぱいの植物を集めてみました。庭でバカンス気分が味わえるかもしれません。

Rain garden

1.ウッドランドセージ(サルビア・ネモローサ)

サルビア
©Wikimedia/Haeferl/CC BY-SA 4.0

ウッドランドセージ、別名サルビア・ネモローサは、ヨーロッパから西アジアの乾燥した草原に自生している暑さ寒さ、害虫にも強いという優等生。5月の半ばから紫色の花をつけます。枯れた花茎を刈ってあげれば、秋口にも楽しませてくれるでしょう。

2. ハナビシソウ

カリフォルニアポピーと呼ばれるハナビシソウは、遠くからでも目を引くオレンジ色の可憐な花びらが特徴です。乾燥した土を好み、日差しにも負けません。草原のような自然な雰囲気の庭を演出するのにぴったりです。開花期は4月中旬から6月と長く、丈夫で手間がかかりません。

ハナビシソウ
©Wikimedia/Kaldari/CC0

3.ロシアンセージ

アフガニスタンからチベットにわたる草原が原産のロシアンセージ。激しい寒暖の差や乾燥に負けない強い植物です。銀色の産毛をまとい、ラベンダーに似た香りを放つ可憐な花は7月ころから9月ころまで咲きます。

-20℃でも枯れずに越冬し、翌年4月に再び芽吹くでしょう。

Perovskia atriplicifolia

4.イヌハッカ(キャットニップ)

キャットニップにはマタタビのように猫を興奮させる物質が含まれており、猫が大好きな植物です。でもキャットニップが寄せるけるのは猫だけではありません。ミツバチもキャットニップのもとによく飛んでくるそうです。お庭がミツバチの憩いの場になるかもしれませんね。

数週間水やりをしなくても枯れないというキャットニップ、葉っぱには鎮静効果があるそうでヨーロッパではハーブティーとして楽しまれています。

キャットニップ
©Wikimedia/Cbaile19/CC0

5.セイヨウノコギリソウ

ヨーロッパで古くから薬用植物として栽培されてきたセイヨウノコギリソウ。繁殖力はかなり強く、庭の外まで自生してしまう可能性もあるので注意が必要なほどです。

開花時期は6月から9月と長く、白いさわやかな花で庭を彩ってくれます。

6.アリウム

Allium

北アフリカからユーラシア大陸、北アメリカに自生するアリウムは、ニンニクやネギの仲間です。生け花やフラワーアレンジメントでもおなじみのユニークな植物ですが、岩場や乾燥した草原に生えていた植物なのでどんなところでも生きていける種です。秋に球根を植えておけば、翌年の4月から6月まで、ぽこぽこかわいい姿で楽しませてくれるでしょう。

7.地中海のハーブ

地中海地方原産のタイム、セージ、ローズマリーやオレガノなどのハーブは、やせた荒れ地でも平気です。一度植えてしまえばほとんど世話が不要で、ずっとさわやかな香りのスパイスを楽しむことができます。

Herb garden

8.トウダイグサ

トウダイグサ
©Wikimedia/peganum/CC BY-SA 2.0

一度植え付けたら一度も水やりしなくても育つといわれるほど強いのが、トウダイグサ。日当たりがよく乾燥した場所なら、岩を基調とした庭でも直射日光の当たるウッドデッキでも元気に育つ多肉植物の一種です。5月頃トウダイグサは黄緑色の花を咲かせます。

枯れた部位などを切る際は、手袋をはめて作業しましょう。葉や茎から出てくる乳液状の液体に触れるとかぶれることがあります。

9.エリンギウム(エリンジウム)

ヨーロッパの多年草ガーデンでよく植えられているのが、エリンギウム。岩がちの乾燥した土地でもよく育ち、肥料はいりません。自然の風合いを出したい庭にはぴったりです。土が乾燥していればいるほど、花色が濃くなります。

Sea Holly

こうした植物を庭にアレンジすれば、それほど手間をかけずに庭の砂漠化が防げそうです。それに、旅行に行かずともヨーロッパの涼しげなガーデンの雰囲気が楽しめるかもしれません。

出典: mein-schoener-garten , pflanzentanzen
プレビュー画像: © Flickr/Field Outdoor Spaces