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キッチン

一度着いたら落ちにくいカレーの色素を落とす方法

食欲をそそるスパイスの香りに、野菜やお肉の旨味がギュッと詰まったカレーは、どの世代にも人気のメニュー。日本の国民食といっても過言ではありません。そんなカレーには、たくさんのスパイスが使われているため、発汗作用、食欲増進、新陳代謝の促進などたくさんの嬉しい健康効果も持ち合わせています。

でも、そのスパイスゆえに、カレーを作る時に使ったシリコン製のスパチュラやお玉が黄色く色づいてしまったり、またお気に入りのブラウスやシャツにシミがついてしまったりすることがあります。

カレーの黄ばみは一度つくとなかなかきれいに落ちないしぶといシミ。調理道具についたものは、半ば諦めてしまっているという方も多いはず。

でも、実は太陽の光があの黄色いシミを落としてくれるというのです。カレーの黄色い色の原因となるのはターメリックに含まれているクルクミンと呼ばれる黄色い色素。このクルクミンは水には溶けにくく、日光の紫外線には分解されやすいという性質を持っています。

そのため、カレーの色がついたキッチン道具や布類は外に干して紫外線に当てることで、色素が分解されシミが消えてくれるのです。

カレーがついてしまった衣服はいつも通り洗濯をし、日向に干して日光に当てて乾燥させるだけ。(衣類の色によっては、直射日光に当てることで元の色があせてしまう心配があるものため、その場合は洗濯後、紫外線の当たりが弱くなる陰干しを何度か繰り返すことで、カレーの色素を徐々に分解させるようにしてください)

この方法は布類だけでなく、キッチン道具や、色移りしてしまったプラスチックのお皿にも使うことができるそうです。

ただし、紫外線では色素が落ちただけでカレーの汚れが落ちるわけでなないので、干す前にしっかりと洗濯、または食器用洗剤や漂白剤を使い部分洗いをしてしっかりと油汚れを落としておくようにしてください。一度着いたらなかなか落ちないと思っていたカレーのシミ、これからはこの方法でなんとか消すことができそうです。

プレビュー画像:©︎Twitter/arguta203

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