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家のなかに潜む危険:意外と知られていない火災の原因10選

私たちの日々の暮らしの中には驚くほど多くの危険が潜んでいます。たとえば、火災。火を使っていなくても、電気機器の不具合や不適切な使用が住宅火災の原因になることも少なくありません。

この記事では、身近に潜む意外な火災の原因をご紹介します。

意外と知られていない身近な火災の原因10選

1. ホコリ

ほとんどの人は、ホコリがどれほど危険なものか気づいていません。たとえば、電気機器の背面に付着したホコリは、換気を妨げ、オーバーヒートの原因となります。

また、コンセントとプラグの間にホコリがたまると、ホコリが湿気を帯びて通電し、発火してしまうことがあります。

© Getty Images

2. タコ足配線

複数の機器が接続されているタコ足配線は、過負荷にならないように注意が必要です。1つのコンセントの許容量を超えると、コンセントが加熱して火災につながることがあります。

An Arduino, a laptop, a toaster, and an extension cord

3. 乾燥機

油のしみこんだ洗濯物を乾燥機で乾燥すると、発火する恐れがあります。また内部に溜まった糸くずやほこりは可燃性が高く、高温での乾燥時に電気系統に入ると危険な状態になります。

Dryer guts.

4. セルロイド製の卓球ボール

セルロイド製の卓球ボールは可燃性が高いので、2014年からはプラスチック製に移行しています。2001年には、香港で50万個の卓球ボールが爆発する事件も起きています。セルロイド製の卓球ボールがある場合は、高温下に置かれていると非常に危険なので、取り扱いに注意しましょう。処分の方法は、お住まいの自治体までお問い合わせください。

Balls Of Fire (4)

5. 換気扇

油まみれの換気扇フードは、不衛生であるだけでなく危険です。コンロで何かを燃やしているときに、油に引火して火事になる恐れがあるのです。換気扇のホコリに引火することもあります。定期的に掃除をしましょう。

© Getty Images

6. トースター

トースターのパンくずを定期的に取り除かないと、加熱中にパンくずが加熱して引火することがあります。

7. ペット

ペットが火災の原因となることがあります。電源コードを噛んでショートしてしまったり、飼い主の留守中にガスコンロのスイッチを入れてしまうなど、思いも寄らない形で事故が起こっています。

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8. ヘアドライヤー

ドライヤーは、長時間の連続運転をしてはいけません。オーバーヒートしていることに気づいたら、一旦電源を切りましょう。また、時々、内部のほこりを掃除してください。

Hair dryer

9. 電気毛布や暖房パッド

暖房パッドや電気毛布は、特に連続して使用すると火災の危険性があります。また、完全に覆ってしまったり(熱がこもる)、ケーブルが内部でよじれたりすると危険です。

Heating pad

10. スマートフォン

スマホが自然発火することはほとんどありません。ただし、過充電には注意が必要です。つまり、必要なだけ充電し、その後コンセントから抜くことが大切。

また、充電中にスマホや充電器がすぐに熱くなるようになったり、パチパチという異音がするときは、販売店に相談してください。

また、スマホを布団などで覆うのも危険です。ベッドの中でスマホを充電しないようにしましょう。

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小規模な火災が発生した場合の対処法

もし部屋で火災が発生したら、まず自分で火を消せるか、あるいは消防を呼んで、自分と同居人を安全に避難させることができるかを判断しなければなりません。自分で消すことができる場合は、次のように対処します。

油火災:コンロの火を消し、耐火性の蓋をします。必要なら、消火器を使うか、水で濡らして絞ったタオルなどをかぶせます。絶対に水をかけてはいけません。爆発する恐れがあります。

ケーブル火災や電気機器からの出火:ブレーカーを切って、消火器があれば使用しましょう。ない場合は水をかけます。

Fire Extinguisher, CHECK!

電気機器はコンセントにさしっぱなしにせず、定期的にホコリを払ったり、後ろの壁に掃除機をかけたりすることで、火災予防になります。掃除するときは、コンセント周りにも注意してみてください。

出典: boredpanda,  t-online,  ndr

プレビュー画像:© Getty Images © Getty Images