ちえとくをフォローする

Lifehacks

ホールケーキのサイズに困った…この計算式でサイズがわかる

誕生日やクリスマスなど記念日やイベントの時に、プレゼントと一緒に利用する機会の多いケーキ。お店で1ピースずつ選んで、色々と楽しむのもいいですが、ホールケーキにすると特別感が一層増します。

でも、ケーキを買おうとした時、ケーキのサイズに迷ったことありませんか?4号5号…とケーキのサイズに使われているのは「号」という単位。知らないと、ケーキの直径が実際どれくらいの大きさなのか想像もつきません。

お店にいて目の前にケーキがあれば、なんとなく目視でサイズを確認することができますが、電話やネット注文で実際のサイズが見られない時は困ってしまいますよね。

でも、この「号」という単位、これさえ覚えておけば大丈夫です!

1号=約3cm、と覚えておけばすぐさまケーキのサイズをメートル法に換算することができるため、大体のサイズを想像することができます。

なぜ号なのか…というと、この単位は長さを「尺」で表したり、体積を「升」で表したりする、日本で古くから使われていた尺貫法による単位なのだそうです。ケーキの1号は約3cmというのは、日本古来の単位「寸」に基づいた単位とのこと。

今はメートル法が主流なのでcmで表す方が簡単なのでは?と思う方もいるかもしれませんが、その背景にはこんな理由があるそうです。尺貫法は1958年に定められた計量法の法律により、商売の取引・証明などでの使用を禁止されています。しかし、尺貫法からメートル法へと移行された際、使っていた尺貫法の表記ができなくなったことによる職人たちの混乱など、建築や不動産などのさまざまな産業で問題が起きたそうです。そのため、尺貫法の例外的な使用が認められ一部では現在も非公式な形で尺貫法が使われているそうです。

実は、ケーキを焼く道具を作る製造業も、そうした産業のひとつに当たるそうで、ケーキのサイズ表記にこのような旧式の尺貫法が使われていると言われています。しかし、法律上の関係から、「寸」を使うことはできず「号」を使用しているそうです。

なんだかちょっとややこしいですが、ケーキの号という単位にはそんな歴史的背景があるようです。これからホールケーキを選ぶ時は「号数×3cm」と覚えておけば、サイズ選びで迷ったり、間違えて小さすぎたり大きすぎたりするケーキを買ってしまう心配もなさそうです。

プレビュー画像:©︎Twitter/LadyBelle0714

ホールケーキのサイズに困った...この計算式でサイズがわかる