Lifehacks
あってはならない でも避けられない現代のけもの道15
「けもの道」あまり聞きなれない言葉ですが、もともとは野山で野生動物たちが利用していた道のことです。動物にもそれぞれ障害物が少なく移動しやすい経路を持っており、なんども通るうちに踏み固められて道のようになっていくのです。
人間の作る道路も元をたどれば、人間という動物のけもの道だと言われています。自然発生的にできた、人が踏み固めたけもの道に手を加えたものが道路なのです。
これだけ整備された都市にも、実はけもの道は存在しています。現代のヒトという動物が作ったけもの道、近道の数々をご覧ください。
1. 自転車ユーザーのけもの道。障害物の少ない方を行くに決まっています。
2. 横断歩道までの最短距離はここを登っていくのが一番。
3. 横断歩道を渡って、数メートル斜面を登れば到着。わざわざ遠回りはしませんよね。
4. 都市計画の失敗を物語るこの通路。浜辺への最短距離を考えればけもの道の方がやはり正しいのです。
5. 階段が植物で半分覆われているので、ほんの3歩ですが、はみ出したくなるのもわかります。
6. カーブだってショートカット。
7. みんな必ずここを通るのです。
8. 道路の分離帯の広告と広告の間にできたけもの道。植物もなんども踏まれる間に切り開かれ、スーパーへの最短距離ができました。
9. 小さな緑の芝生にも無慈悲な自転車道
10. 誰かと話しながら自転車を押しつつ歩くからでしょうか。でもなんでこのスペースにだけ？
11. けもの道の幅が広ければ広いほど、利用頻度が高いということです。
12. こちらも都市計画が人間の直感に負けた姿と言っていいでしょう。まっすぐ歩いた方がラクなのはご覧の通り。
13. 掲示板の後ろには何が書いてあるのかな？見に来る人が多いようです。
14. 今までの近道がフェンスで封じられてしまったら、こうして新たな道が開拓されていくのです。
15. こちらはついに正式に道路となったけもの道の姿です。
もちろんけもの道や近道を作ってはいけない場所もあります。私有地や公園の芝生の上を自由に歩き回るのは言語道断。でも、みんなが通る道というのはやはり理にかなっている場合が多いのですね。
