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Lifehacks

体にいいと言われる食べ物の意外な落とし穴

テレビなどのメディアで特定の食品や成分が体にいいと取り上げられると、スーパーの棚からその食品が消える…そんな流れを何度経験したでしょう。

でも「体に良い」と言われる根拠が、実は「該当成分を含む食品を食べきれないほど大量に毎日摂取する」という前提だったり、調理方法の影響を検証していなかったりと、意外な落とし穴があることも少なくありません。また実際に体に良い作用があったとしても、別の思ってもみないような弊害がある場合もあります。

ここでは、健康にいいと言われる食材の意外な落とし穴をご紹介します。

banana

1. バナナ

バナナは色々な栄養素をバランスよく含むため、健康や美容面での効果が注目されています。タピオカの次に流行るのはバナナジュースとも言われているので、気になっている人も多いのではないでしょうか?

しかし、バナナにも落とし穴があります。バナナはカリウムやシュウ酸を多く含むので、食べすぎると高カリウム血症や尿管結石になることがあるのです。ブームに乗って食べすぎないように注意しましょう。

banane

2. ブロッコリーの生食

ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なブロッコリーは、野菜の中でも特にさまざまな健康効果が期待できると言われています。ブロッコリーは茹でたり、ソテーしたり加熱して食べるのが一般的ですが、栄養素をもっと効率的に摂ろう生で食べてしまう人もいるようです。でもこれは危険。ブロッコリーは生だと消化に時間がかかるため、胃腸の弱い人は腹痛や下痢などを起こすことがあります。

Intricate Fruit & Vegetable Carvings

3. ナッツ

健康的なおやつといえばナッツですね。食物繊維とヘルシーな脂肪を含んでいて、脳に効率よくエネルギーを送れるので、受験生のおやつとしても人気です。ナッツの落とし穴は脂肪が多いためカロリーが高いこと。そして、食べすぎると、お腹の張りや消化不良を引き起こすことがあります。1日の推奨量は約4分の1カップ程度と言われています。

Ültje GeNuss Mix

4. ダークチョコレート

カカオ含有量の高いチョコレートは心臓病や脳卒中、高血圧の予防に有効だと言われています。でも、やはり適量を取ることが大切。高カカオ(70%以上)のチョコレートを毎日20から25 g摂取することをお勧めします。食べる量が増えると、脂肪や糖分の摂りすぎになり、プラスの効果が相殺されてしまいます。

Rausch Trinidoro

5. 野菜チップス

ポテトチップスより体に良さそうと野菜チップスを食べている人がいます。でも、野菜チップスの多くはポテトチップスと同じくらいの塩分や脂質を含んでいて、カロリーも同程度。

ヘルシーなおやつなら野菜スティックがおすすめです。ひよこ豆などの豆類を茹でて作ったディップなどをつけて食べればタンパク質の補給にもなります。

ENJOY Gemüsechips mit Kräutern (von Kühne)

6. スムージー

果物や野菜を毎日食べるのが難しいと感じている人にとって、スムージーはすばやくビタミンやミネラルを摂取するお手軽な方法に思えるかもしれません。でも果物は糖分が多く、野菜でも例えばアボカドは低カロリーではないことを忘れないように。スムージーはおつまみや間食ではなく、食事と考えましょう。

green smoothie

8. 和食

和食は世界的にヘルシーな食事として人気です。でも、そんな和食にも落とし穴があります。ひとつは醤油や味噌などを多用するため塩分が多いこと。もうひとつは、みりんや砂糖を多く使うため糖分も多く、天ぷらなどの揚げ物も多いため意外に高カロリーになりやすいということ。和食だからといって安心せずに、食べ過ぎには注意しましょう。

Tempura

体にいいと言われる食品でも、食べ過ぎや調理法によっては、健康を損ねてしまったり、体重増加につながったりすることもあります。流行に乗って試してみることは悪いことではありませんが、弊害を生まない程度にバランス良い食事をこころがけましょう。

プレビュー画像: ©imgur/DontKirisuteMyHeart ©flickr/jlggb