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キッチン

電気ケトルのカルキを簡単に落とす4つの方法

短時間で簡単にお湯が沸かせて便利な電気ケトル。お湯を沸かしているだけだからとそのまま使い続けていると、案外汚れが溜まっているもの。でも、汚れは実は家にあるもので簡単に綺麗にできます。では、電気ケトルの掃除方法について詳しく見ていきましょう。

電気ケトルの汚れ

毎日使っていると、ケトルの内側に白い斑点のような汚れが見えてきます。この斑点の正体はカルキ。ケトルの内側にこびりつくカルキには、市販のカルキ落とし用の洗剤もありますが、どの家にもあるもので簡単に落とせます。

カルキ落としにおすすめなのは以下の4つ。

  • 重曹(ベーキングパウダー)
  • クエン酸
  • 解熱鎮痛剤(アスピリンが含まれるもの、バファリンなど)

カルキは、水道水に含まれるカルシウムなどが水分の蒸発によって結晶化したもの。カルキは、ケトル内が汚れて見えるだけでなく、そのままにしておくと熱伝導を悪くし、沸騰までに時間がかかってしまう原因となってしまいます。そうなると、電気代もかさむように。

上記で紹介した4つを使えば、カルキをあっという間に落とすことができます。カルキ汚れの程度にもよりますが、少しの汚れなら掃除にかかる時間はほんのわずかな時間です。

電気ケトルの汚れ
©MediaPartisans

4つを使ったカルキ除去の方法は以下の通り。

1. 酢を使う場合

カルキ除去剤として古くから家庭で使われてきた酢。大さじ2杯の酢を電気ケトルに入れ、コップ1杯の水を注いで電気ケトルのスイッチを入れます。沸騰した湯が十分に冷めたら、ケトル内をキッチンペーパーで拭き取ります。

年季の入った頑固なカルキ汚れの場合は、酢の量を増やす(水も少し増やしてください)、または酢と水を入れたら、スイッチを入れるまで30分ほど時間をおいてカルキに酢を浸透させるようにすると汚れが落ちやすくなります。

電気ケトルと酢
©MediaPartisans

2. 重曹を使う場合

酢と同様に家庭で万能洗剤として存在感を放つのが重曹です。重曹もカルキ落としに有効な洗剤として利用できます。大さじ1杯の重曹とコップ1杯の水を電気ケトルに入れ、スイッチを入れます。その後、中に入った重曹水を30分入れたままにしておきます。最後に中を洗い流せば、カルキが綺麗に落ちています。重曹の代わりにベーキングパウダーを使うこともできます。

ベーキングパウダー
©MediaPartisans

3. クエン酸を使う場合

酢、重曹に続き、家庭用のナチュラル洗剤として人気のクエン酸。こちらもカルキ落としに使うことができます。クエン酸を使う場合は、ケトルにたっぷりの水を入れ湯を沸かし、その後大さじ1杯のクエン酸を入れます。(やけどに注意)その後、3〜4時間浸け置きして最後にケトル内を洗い流します。

また、軽いカルキ汚れならクエン酸の代わりにレモンを使うこともできます。その場合はレモンでカルキ汚れを軽く擦り、カルキ汚れが浸るくらいレモンを絞ります。そのまま数分放置してからキッチンペーパーでレモン汁を拭き取ります。

レモン
©MediaPartisans

4. 鎮痛剤を使う場合

家庭用のナチュラル系の洗剤以外に、電気ケトルのカルキ落としに使えるのがアスピリンを使っている鎮痛剤です。アスピリンの正式名称である、アセチルサリチル酸は頭痛だけでなくカルキにも有効なのだそうです。カルキ落としに使う場合、まず1〜2錠の鎮痛剤をコップ1杯の水に溶かします。その後、電気ケトルにその水を入れ沸騰させます。最後に、ケトルの熱が十分に冷めてから内部を綺麗に洗い流します。

Aspirin

電気ケトルの汚れは、ケトルの熱伝導を悪くするだけでなく、沸かしたお湯が臭う原因にもなってしまいます。定期的に掃除をして、綺麗をキープしていきたいですね。

掃除に役立つ記事は以下でも紹介しています。

出典: lecker
プレビュー画像: ©MediaPartisans