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みんな知ってる7つの記号に隠された意外な意味
私たちは日常生活のあらゆる場面でさまざまなシンボルや記号に遭遇します。とはいえ、その本来の意味を知らずに使っていることも少なくありません。たとえば、英国通貨のポンド記号(£)がなぜLなのかはほとんど知られていません。
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この記事では、私たちが今も使っているシンボルや記号のなかで、ヨーロッパの歴史や神話に由来を持つものをご紹介します。
1. ミョルニル
ミョルニル は主に北欧諸国で、お守りやアクセサリーとして十字架に匹敵するほどの人気を誇るモチーフです。日本でもアクセサリーのモチーフとしてよく使われています。そもそもミョルニル は北欧神話に登場する神トールが持つハンマーのこと。「打ち砕くもの」という意味で、敵を倒す以外に、物や人を清める作用があると言われています。
2. レザーマーク
皮革製品にこのシンボルがついているのを見たことがある人もいるかもしれませんね。このマークは製品が本革であることを示しています。この形は、動物の皮のシルエットを図案化したものです。
3. アノニマスマスク
この仮面は英国ではガイ・フォークス・マスクとしても知られています。ガイ・フォークスは、1605年にカトリックの国家元首を復活させようとロンドンの国会議事堂を爆破した人物。この仮面は彼の顔を様式化したものです。
この仮面は、有名なハッカー集団「アノニマス」のシンボルとして一躍有名になりましたが、今では専制政治に対する抗議活動に象徴的に使われています。
4. ポンド記号
イギリスのお金のポンド (£) の記号はなぜ「L」なの?と思った人は多いのではないでしょうか。Lはラテン語の「リーブラ」を表し、「天秤」を意味します。古代ローマでは天秤が貨幣や物品の計量に用いられたことに由来します。
かつてのフランスの通貨「リーブル」やイタリアの通貨「リラ」もこの意味からつけられました。
5. アステリスク/アスタリスク
「*」この記号、もとはギリシャ語の「小さい星」という意味の言葉アステールがラテン語になり「アステリスコス」となりました。日本語ではアスタリスクともアステリスクとも呼ばれるこの星記号には今日では多くの意味があります。たとえば、文章内では参照記号、数式では積の記号として使われている一方ヨーロッパでは、性別を問わない存在、ノンバイナリーの象徴として使われるなど、新たな意味が追加されている記号です。
6. フルール・ド・リス
フルール・ド・リスは、アヤメ(アイリス)の花を意匠化した記号です。古くはフランスの君主たちがこのシンボルを紋章や旗として使ってきました。今でもフランスを始め、ヨーロッパ諸国でさまざまな紋章や組織のシンボルとして使われています。
このシンボルはもともと宗教的な意味を持っており、3枚の花びらがキリスト教の父と子と聖霊の三位一体を表し、聖母マリアのシンボルとも考えられています。
7. サンタクロースの靴下
クリスマスのモチーフのひとつに靴下があるのを不思議に思った方はいませんか?私たちはなにげなく靴下をツリーに飾ったり、プレゼントやお菓子を詰めたりしていますが、この習慣の背景にある本当の物語はあまり知られていません。
サンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスは、ある時、貧しい男の3人の娘のために、夜中に煙突から3袋の金貨を投げ入れました、このとき、金の袋の一つが暖炉の近くで干されていた靴下の中に入ったのです。この逸話が由来となり、今でも「サンタクロース」は、夜中にこっそり家に入り、靴下にプレゼントを入れるのです。
知らず知らずに使っているシンボルや記号、背景にある意味や由来を知るとちょっと物知りになった気がしますね。お友達との話のネタにぜひ使ってください。
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