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傷のゴールデンタイムは6時間以内|傷が早く治るために知っておきたい対処法
日々暮らしの中で、ちょっとした不注意から手指や膝、足のスネなどに切り傷や擦り傷を作ってしまうことがあります。また、猫を飼っているという人であれば遊んでいる時に、爪切りをしていても爪が引っかかってしまうなんてこともありますよね。
マンガみたいに典型的なネコの引っ掻き傷 pic.twitter.com/WM4zyNyoS9
— k9cycle (@__hage) September 16, 2021
擦り傷や切り傷は、子供時代は消毒してバンドエイドを貼っておけばなんて事なしでしたが、大人になるとそうはいきません。若い子供の回復力の速さに比べ、傷の治りも時間がかかり、さらには傷跡が残りやすくなったと感じている方もいるかと思います。そこで今回は、擦り傷や切り傷ができてしまった時に、早く綺麗に治るポイントをご紹介します。
傷のゴールデンタイムは6時間以内
傷跡ができてしまうかどうか、最初に大切なのは素早い処置です。傷は出来てから6時間が勝負と言われ、これ以降に処置をすると跡が残りやすくなってしまうそうです。以下、傷別の対象法をご紹介します。
火傷:
ビニール袋に氷と少量の水を入れたもの、または保冷剤を準備し、それをタオルに包んでとにかく患部をよく冷やします。
火傷は氷水で冷やす!左手親指を火傷しました。右手だけでキーボード打つって大変だわよ… pic.twitter.com/ZcoPHm7WcH
— 増田恵美 @ WEBマーケのサポートをする人 (@megumi_m0529) August 30, 2018
切り傷や擦り傷:
包丁やナイフ、ガラスなどで切った直線的な切り傷や、転んでできた擦り傷の場合は、水道水などの流水で傷口を洗ってください。これで、細菌による汚染と感染の防止になります。また、浅い傷の場合は、滅菌ガーゼを傷跡に当て、軽く押させて止血します。もし傷口が深いようであれば、滅菌ガーゼを傷口に強く当てて止血。傷口は心臓より高く上げて、病院で診察をしてもらうようにします。
虫刺され:
蚊など虫に刺された場合は、とにかくかかないことです。刺された部分を水や氷で冷やし、痒みを鎮静させます。蚊に刺され、かゆくて何度も掻きむしると、傷は深くなります。そうなるとメラニン色素を作る細胞がダメージを受け、かきむしった部分が白く残ってしまう原因になってしまいます。
お早うございます。冷やしてケア☆昨日友人に、虫刺されが痒いって話したら冷やすと痒みの炎症がすぐ治まることを教えてもらいました。
試してみたら効果てきめんです。
彼女はお肌がとても美肌です。
そして高校生の時から彼女はしっかりして私が甘えて、思い出して心地よかったです。なでなでむぎゅ pic.twitter.com/AgLUBH7l7h— nori (@norizo1136) August 11, 2019
よくある対処法ですが、これらの処置を傷が出来てからすぐに取ることで傷がより早く、そして跡を残さないよう治すことができます。※家庭で対処できないひどい傷の場合は、これらの応急処置後すぐに病院へ行き医師の診察を受ける様にしてください。
傷口は毎日洗う方がいい
「傷は洗ってはいけないもの」と昔は言われていましたが、最近では水で洗うことが重要と言われています。水道水で洗うと、それらに含まれる雑菌などが入ってしまうのではないかという懸念から、このような間違った理解をしている方が多いようですが、むしろ水で洗わないと浸出液(傷口から出てくる体液)などが溜まって、逆に菌が繁殖しやすくなり、傷が化膿しやすくなります。古い浸出液を水でよく洗い流すことで、このような二次的な感染(化膿)を予防することができます。
【傷口は流水で洗って けがの応急手当て医師が解説】
私は感染症医よりも総合診療医よりも
救急総合内科医(urgent care medicine)が専門です
けど薬剤師や医薬品登録販売者の方へバトンタッチ
傷はひたすら日本のきれいな水道水で洗うが基本
絆創膏は原則服が汚れない為よ
https://t.co/Hlh4OUAhQK— 岸田直樹【総合内科・感染症専門医/感染症コンサルタント】MD,MPH,CEO, 三児父,キッシー (@kiccy7777) August 15, 2021
傷を石鹸で洗う場合は、よく泡だててしっかり洗い流すことで、傷の清潔が維持しやすくなります。傷は乾燥させるよりも適度な湿潤環境がもっとも治りやすいということが分かってきています。そのため、洗ったあとは表面を保護するような塗り薬(ワセリンなど)を塗って、きれいなガーゼで保護をするという方法が効果的です。塗り薬をご自身で判断するのが難しい場合、皮膚科を受診して医師の指示を仰ぐようにして下さい。
【ワセリンの便利な使い方by米国皮膚科学会】
①リップクリーム等;目の周り等敏感な皮膚の保湿
②傷薬;傷を保湿し綺麗に治す
③靴ずれ等の予防;靴や服で擦れる部位に塗り皮膚炎を防ぐ
④おむつかぶれ;軽症ならワセリンをおむつ交換毎に塗れば治癒
⑤爪割れ予防;マニキュア等を塗る方は爪の保護に https://t.co/b0OeNNEDQZ pic.twitter.com/EOll4PRETZ— やさしい皮膚科医 (@S96405539) September 20, 2020
火傷の場合、傷を少し湿らせた状態で保護して治す湿潤療法を取り傷をできるだけ乾燥から守ります。しかし、その際も傷表面の汚れた組織やジュクジュクが洗うことで取れるため、毎日綺麗に傷を洗ってから火傷を保護するための適切な処置を行うようにします。火傷後にできた水膨れが破れて傷になった際も、1日1回洗うことで早く治るそうです。
もし、病院から創傷被覆材(医療用キズパワーパッド)が処方されている場合は、毎日は交換しないので剥がすたびに洗うようにすればOKとのことです。
土曜日にウォックパンの縁で火傷をしまして。湿潤療法のおかげでほぼ痛みなく、水膨れもなし。
火傷してすぐは氷で30分程冷やして、後はアズノール&モイスキンパッド。初日は防水テープ貼ってお風呂。2日目からは普通にお風呂で石鹸とかつけて洗い、アズノール&モイスキンパッド。 pic.twitter.com/Kma3XHTzjH— ?ルリ❄️ (@ruri_spla) May 19, 2021
傷口に過度の消毒は逆効果
傷口を毎日消毒するのは逆効果。消毒液には組織を破壊するような成分が含まれていることが多く、傷口に直接塗ってしまうと治りにくくなることが多いのだそう。消毒自体に強い刺激性もあるため、使い続けることで接触性皮膚炎(かぶれ)を起こしてしまうことにも。菌が繁殖しないためには、まずは毎日水で洗い清潔を保つことです。火傷の際も毎日水で洗う、また泡立てた石鹸で洗うことで十分綺麗になります。
『ケガした傷を早くキレイに治す』には、傷口を乾燥させない事が大切。
水でキレイに洗った後は市販のキズパワーパッドを貼って、傷口を密閉し潤いを持たせる。傷口から出る液体には傷を早く治すために細胞の成長を促す力がある。①水でキレイに洗う②消毒しない③かさぶたを作らない事が大切?
— SKY BLUE@ポジティブナース (@skyblue_nurse) August 2, 2021
傷口を日光に当てない
傷ができた時は、なるべく患部が日光にあたらないように気をつけます。傷が治り始めた1週間くらいを過ぎると、傷は収縮を始め周囲の皮膚より赤みを帯びてきます。この段階で、傷は周囲の皮膚よりも紫外線の吸収が良いため、色素沈着を起こしやすくなります。傷部分の治癒は個人差がありますが、赤みを帯びている時期は、なるべく日光を当てないことが綺麗に跡を残さず治すポイントです。
なかなか半年もテープを貼り続けられないと思うんだけど、ひとまず傷のピンクみが無くなるまで紫外線を避けるのは必須。手足の傷ならテープ、顔のニキビ痕なら日焼け止めで。
時間差で数年後に傷跡が茶色く浮かんでシミになるのも、この時期の紫外線を避けるとかなり軽減する。— リリカ⁂救急ナース (@Lyrica_noie) April 28, 2021
傷の治癒が早まり、跡も残りにくくなる対処法、ぜひ覚えておきたいですね。
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