害虫対策
おうちでコバエ対策:コバエを駆除するトラップの作り方と予防法
気温が上がるとどこからともなくやってくるのが「コバエ」です。
コバエはショウジョウバエなどの小さなハエの総称で、台所やトイレ、観葉植物や果物の周りをブンブン飛び回り、飲み物のグラスの中に入ってしまったりする小さな虫。小さいだけに網戸をすり抜けて侵入し、短期間で卵を大量に産み、どんどん増えてしまう厄介な特徴持っています。
この記事では、コバエを退治する方法と、コバエを寄せ付けないコツをご紹介します。
トラップで駆除
1. 酢と果汁と食器用洗剤のトラップ
水、酢、果汁、食器用洗剤を混ぜたものを使って、コバエトラップを作りましょう。
作り方:
ボウルに、酢:果汁:水を1:3:2の割合で入れて、食器用洗剤を数滴入れます。このボウルをコバエが発生している場所に置き、1日待ちます。洗剤が液体の表面張力を奪うため、酢と果汁の匂いに引き寄せられたコバエは溺れてしまいます。
2. ラップ付きコバエトラップ
ラップを使ったコバエ取りなら、コバエを殺さずに集めることができます。
作り方:
赤ワインかビールを入れたボウルに酢を注ぎます。ラップで瓶を覆い、(爪楊枝ではなく針で)ごく小さな穴を開けます。引き寄せられたコバエは、トラップにかかり、外に出られなくなります。
3. ムシトリスミレ:天然のコバエトラップ
ムシトリスミレは食虫植物の一つ。甘い香りでコバエを引き寄せ、食べてしまいます。コバエがあまり多くない場合は、特に効果的です。スミレのような可憐な花を咲かせます。
4. ドライハーブでコバエを追い払う
サントリナというハーブには防虫成分が含まれており、ドライハーブにするとコバエを追い払うのに効果的。乾燥させても黄色い色が変わらず、さわやかな香りがします。
乾燥させたサントリナの束を果物入れの上などに吊るしておけば、コバエを追い払うことができます。コバエが外に出られるように窓を開けておきましょう。
観葉植物のコバエ退治の方法はこちらの記事をご覧ください。
コバエの予防法:清潔にすること
コバエに悩まされないためには、日頃から予防策を講じることが大切です。
- 果物をチェックする:果物はコバエの大好物。もし果物にコバエが発生していたら、できるだけ早く食べるか、捨ててください。コバエはあっという間に増えてしまうので、先延ばしは厳禁です。
- 生ゴミはこまめに処理する:気温が高くなると、生ゴミにあっという間にコバエがたかります。特に夏場は生ゴミをすぐに袋に入れて、密閉しておきましょう。
- 水回りを掃除する:排水口、浴室などのぬめりや垢などをこまめに掃除しておきましょう。
- 食料品を出しっぱなしにしない:ジュースや食べ物を出しっぱなしにせず、容器に入れたり、冷蔵庫の引き出しに入れたりしてください。ジュースなどを飲んだ後の空き缶は水ですすいで、密閉できるゴミ箱に捨てましょう。
- 食器の片付け : 夏の暖かい時期には、使った食器はすぐに洗い流すか、食洗機に入れましょう。人間にとっては残飯でも、コバエにとってはごちそうなのです。
コバエを駆除することはそれほど難しいことではありません。あとは、日頃からコバエが発生しにくい環境づくりを心がけましょう。
家の中のアリ対策や夏の生ゴミの臭い対策も併せてご覧ください。
出典:brigitte
プレビュー画像:©flickr/gwen