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子どもは欲しくない:12人が語る正直な理由
大人になって、パートナーを見つけて、家族をつくる。多くの人がそれを幸せと考える一方で、「子どもは欲しくない」と考える人も増えてきています。
少子化や年金問題などがひっ迫するなか、「子どもを持たない」という決断に対する世間の圧力はいまだに強いものがあります。内心では子どもは作らないと考えていても、「子どもはほしくない」と堂々と言える世の中ではないのも事実。
では、どんな理由で子どもは欲しくないと思うようになったのでしょう?インターネットのプラットフォームRedditでは、多くの人が「なぜ子どものいる生活が考えられないのか」を正直に告白しています。そのなかから12人の声をご紹介しましょう。
(注:写真はイメージであり、引用された人物を示すものではありません。)
1. 子供がほしい理由がない
「子どもが欲しくないことを自分のなかで正当化するのではなく、なぜ子どもが欲しいのかを自分に問うべきだと思います。私の場合、子どもがほしいと考える理由が見当たらないのです」
2. 母性を使い果たした
「兄弟の中で一番年上の私は、重い責任を背負って生きてきました。すでに母性は使いはたしたようです。今は自分自身のために生きたいと思っていますし、世界には他にもやるべきことがたくさんあります」
3. 子育てはフルタイムワークだから
「自分の人生が大切です。騒音や雑然とした状態は嫌いです。好きな時に旅行したいし、子どもの泣き声や喧嘩する声を聞いたり、学用品をチェックしたり、食べ物を買いに行ったりすることに毎日を費やしたくありません」
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4. 自信がない
「私は精神的に不安定なので、子どもたちに良い生活をさせることはできません」
5. 幸せそうじゃない
「子どもを持つ人を見て『ああ、自分もこんな風に生きたい』と思ったことはない」
6. 出産は苦行の始まり
「出産時には膣が裂けるし、妊娠の9ヶ月間は地獄に違いない。そのうえ、妊娠と出産は母親業のほんの始まり。夜中に起こされたり、ほとんど休めなかったり、臭いおむつを交換したり、産後うつになったり、肉体的にも精神的にも消耗し、経済的にも大変…。挙げればきりがありません。真面目な話、なぜそんなことを自分に課さなければならないのでしょうか?」
6. 忍耐力がない
「子どもとうまくやっていくだけの忍耐力がない」
7. 遺伝病
「私の家系にはたくさんの遺伝的疾患があります。どの子にもこの苦しみを与えたくない」
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8. 自分勝手だから
「私はおじになったばかりで、子どもを欲しがる人の気持ちはよくわかります。でも、私には無理です。自分勝手すぎるのかもしれません」
9. 経済的不安
「私はその日暮らしのような生活をしています。生活は安定しておらず、ストレスだけがたまっています。だから、子どものことまで心配しなければならないなんて、とても考えられない」
10. 猫でも無理なのに
「私は猫のいる家で在宅勤務することすらできない。子どもがいたら一体どうなるんだろう?」
11. こんな世界だから
「汚れて腐敗した暗い世界。なぜ子供をこんな汚いものにさらす必要があるのか?」
12. 自己分析
「僕はいいおじさんだけど、ひどいパパになるだろう」
多くの人が、子どもを育てるという責任の大きさを考慮した上で、自分の性格やこれまでの生き方から「子どもは欲しくない」と判断していることが分かります。
子どもの有無で優劣は決まりませんし、自分の人生は自分で作るしかありません。子どもが欲しい人が子どもを産み育てやすい社会にしていくことも大切ですが、子どもが欲しくない人が自分らしく生きられる社会にしていくことも大切。それぞれの人の選択を尊重できる社会が豊かな社会と言えるのではないでしょうか。
プレビュー画像: ©Gettyimages ©flickr/Omar Bárcenar
