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時短にもなる|こんにゃくに味が早く染み込ませる下ごしらえの方法
低カロリーで食物繊維たっぷり、ダイエットや健康維持に心強いこんにゃくは年中通して食卓に登場する食材です。煮物に入れたり、甘辛く炒めたこんにゃくは食べ応えも満点。いろいろな食材との相性もよく、主食やお肉との置き換えにも使えダイエット時も心強い存在です。
でも、こんにゃくを特に煮物にしたとき、味がなかなか染み込まず固くなってしまうことありますよね。水分の多いこんにゃくは、味のついた出汁の中で長時間煮込むと、浸透圧の関係で水分が抜けてしまい、固く縮こまってしまうのです。
そこで今回は、こんにゃくに味が早く染み込みコツをご紹介します。この方法なら煮込み時間も短縮されこんにゃくが固く縮こまってしまうことも防ぐことができます。こんにゃくは、独特の臭みがあるため調理前に塩揉みをしたり、下茹でをすることで臭みやアク抜きをしています。しかし、今回使用するのはなんと砂糖。
こんにゃくに砂糖をかけることで、浸透圧の働きによって、こんにゃく内の水分がより糖分の濃度の濃い砂糖の方へと移動し、こんにゃくを脱水状態にすることができます。このため、こんにゃくに味が染み込みやすくなるのです。
これ(コンニャク)に
これ(砂糖)を
入れて…しばらく
モミモミモミ
…で
10分くらい放りっぱ
Ψ( ̄∇ ̄)Ψ水洗いして
煮込むと…
水分が抜けて
味が染み込みやすくなんねんて
(^○^)♪ヽ(´▽`)/職場の友達が
教えてくれたよ(*^.^*)#煮物 pic.twitter.com/eE5dZRGpJI— くう☆(仕事の日は低浮上) (@kuusora239403) February 3, 2020
浸透圧の力を利用するのであれば、塩でもいいのでは?と思いますが、砂糖の方が素材の中まで味が染み込むのに時間がかかるため、塩よりもこんにゃくの味に影響を与えにくいと言われています。また、水分をしっかり出すことができるため、独特の臭みも気にならなくなるそう。
こんにゃくの砂糖もみの方法はとても簡単。
こんにゃく100gあたり5gほどの砂糖と一緒にポリ袋に入れて数分間(2〜3分間)よく揉むだけ。余分な水分を捨てて、あとはこんにゃくを料理に使えばOKです。
本日の夕食!
煮込む前に牛肉を炒めます。
一緒に煮込むコンニャクは、アイラップに入れて砂糖と一緒に揉みます。
砂糖で揉むとコンニャク臭さが取れて、尚且つ柔らかくなり味染みが良くなるのでオススメです。
その後なんやかんやありまして「芋煮」の完成です!(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ pic.twitter.com/0AfCy1fbu8— スペランカー佐藤㌠ (@spelunkersato) April 3, 2021
また、砂糖で水分を抜いたあと、さらに調理前に醤油やめんつゆにつけておけばしっかりと味の染み込んだこんにゃくに。カロリーが低いだけでなく、コレステロール値を下げたり、体内のナトリウムを排出し高血圧を予防にも効果が期待できると言われるこんにゃく。砂糖を使った下ごしらえの方法なら、時間も短縮できるだけじゃなく、今よりももっと美味しくこんにゃくを食べることができそうですね。
プレビュー画像:©︎Twitter/kuusora239403
