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Lifehacks

コロナにはうがい薬?再度発生する買い占めにある女性が怒りを込めて語った体験談 その内容に多くの人が「周知したい」と声を上げた

世界的に第2波なのでは、と言われるくらいその感染者数が再び増加しつつある新型コロナウイルス感染症。今月の4日に大阪府の吉村洋文知事が、コロナウイルス感染者がポビドンヨードという殺ウイルス効果のある成分を含むうがい薬を使用したところ、唾液(だえき)検査で陽性となる割合が減ったという研究結果から、同成分を使用したうがい薬の使用を呼びかけました。

翌日の会見では、予防効果があるとはしていないと強調しましたが、これを受けてうがい薬が品切れになるドラッグストアが全国で多発。

世界保健機関(WHO)の直轄機関WHO神戸センターが8月5日、「科学的根拠はない」との見解を公式Twitterに投稿するまでに。

そんな中、肺、咽頭、食道の三ヵ所癌サバイバーでTwitterに絵日記を投稿しているKAKOさん(@isinnkodesu)は「取り急ぎ怒りを込めて描きました どうか思いが伝わりますように」とコメントを添えてある漫画を投稿しました。
それがこちらです。

Twitter@isinnkodesu

Twitter@isinnkodesu

Twitter@isinnkodesu

Twitter@isinnkodesu

6年前に全身の3ヵ所に患った癌の後遺症で摂食が困難になったKAKOさんは、腸に穴を開けチューブを通し栄養を直接入れる「腸ろう」という経管栄養の方法をとっており、チューブが差し込まれている腹部はガーゼで保護されています。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻となった今春、マスクが品薄の影響で薬局から手作りマスク用にと、医療用ガーゼが買い占められ、消えてしまったのだそう。そして今回、うがい薬がコロナウイルスに有効という情報から、店頭からうがい薬が品薄に。

しかもポビドンヨードという成分が使われていない子供用うがい薬までも、その買い占めの対象になってしまったのだそう。6年前に抗がん剤の副作用によって、口内炎だらけになり苦しんだ経験のある彼女は、当時この子供用うがい薬が口の中の痛みから救ってくれたとのこと。

KAKOさんは漫画の最後のページで、健康な人が買い占めてしまった商品を、日常的に生きるために必要としている人がいるということへ想像力を働かせてほしいと訴え、買い占め行為に警鐘を鳴らしています。

このKAKOさんの訴えに多くの人が共感。これまでに6万回以上のリツイートがされ、10万を超えるいいねがついています。そして、コメント欄にはKAKOさんと同様に買い占めによって、困ったという経験も。

また、この事を周知したいという声や知ることができた事への感謝の声も多く見られました。

買い占めにより品不足となった陰に起きていた悲しい現実。KAKOさんの知ってほしいという願いが一人でも多くの人に届きますように。

プレビュー画像:©︎Facebook/Yutaka Matsumoto