Lifehacks
保育士が提言!子供に「○○したい!」と言われたら、「いいよ」とか「ダメだよ」の代わりに、こう答えてみて!
なかなか思うようにはいかないのが子育て。子供のためにできるだけ最前を尽くした育児をしたいと思いつつも、つい頭を抱え込んでしまうなんてことも多々あります。
可能な限り、子供の期待や希望に沿って叶えてあげたいと願う親が大半ですが、時には「無理」「できない」と伝えなければならないこともあります。
そんな時、子供が素直に聞いてくれれば良いのですが、中には「ワーッ」と泣き出してしまったり、駄々をこねてしまう子もいます。
「おもちゃ買って」くらいのものであれば良いのですが、せっかく楽器をやりたいとか、英語を習いたいなんて言い出しても、家庭の金銭的な問題でNOと言わざるをえないようなこともあるでしょう。
せっかく何かをやりたいという気持ちを持ったのに、それを早々に摘んでしまうのは、親としても心苦しいものです。
そんな時、親としてはどのような態度で子供に接すれば良いのでしょう?
保育者のきしもとたかひろさん(@1kani1dai)は、子どもと対話するときのヒントを、漫画にして人々に伝えています。
【子どもの思いに応えるときに、僕が気をつけたいこと】…そんなタイトルの漫画が今、Twitterで大きな話題を呼んでいます。
実際に漫画をお読みください!
【子どもの思いに応えるときに、僕が気をつけたいこと】
癇癪持ちの子や、こちらの声を無視して遊び続ける子との関わりなどで悩むことがあるんですが、そんな時に僕が気をつけていることを漫画にしました。(ひさびさの新作です) pic.twitter.com/9c2Go6ZaXE
— きしもとたかひろ (@1kani1dai) February 5, 2021
「ダメだよ」「いいよ」…
きしもとさんは、これらの決まり文句が、子供たちにとってはただ単に「許可」としてしか機能していないのではないか?と疑問を持ちました。
こういった言葉、つまり単純な「Yes」か「No」かの許可を子供に出し続けていると、もし「ダメ」と言われた時は、どうしても何かをしたい時に強行突破するしかないと思ってコッソリやったり、駄々をこねたりするようになるのではないか、ときしもとさんは指摘しています。
親が一方的に「Yes」か「No」の許可を出すだけ。これでは子供との対話になっていない…解決する方法はあるのでしょうか?
きしもとさんが提言する、親たちに心掛けて欲しいポイントは、以下の4点です。
①できないことでも、まずは気持ちを受け止める
例:「うんうん、したいよねぇ」と子供の「やってみたい!」という気持ちに共感を示す
②「できない」とは言わず、状況を伝える
例:「今は○○で△△だから、どうやったらできるかなぁ?」
③できる方法を考える
例:(子供の提案に対し)「お、それならできるんじゃないかな?」
④「許可」ではなく「解決」に
例:(子供の提案に対し)「それでやってみようか」
全部は無理でも、少しだけでも思いが叶ったら、子供たちは自分の意見が尊重されたと感じ、「次も相談してみようかな」と思えるのではないか? 中には対話が苦手な子供もいるので、どんなやり方でもいいので子供たちが「自分の考えが尊重されている」と感じられる方法で子供たちと向き合ってほしい、ときしもとさんは投稿を締めくくりました。
この漫画には5000近くのいいね!が集まり、共感のコメントが次々と寄せられています。
Twitterの声
大人だけど、私っていつも許可を貰って行動してたんだなーと気付きました。子供達に対しては対話や相談は出来るのに、自分の行動は許可だから窮屈だったんだなぁ
— okojyo (@okojyo_mofu02) February 6, 2021
読んでいて、泣きそうになりました。
私も最近、良いか悪いかばかりを、子ども達が確認しにくるなと感じていました。「対話」を私も意識していきます。自分の意見に子ども達が自信を持てるようになったらいいな?そして人の意見も尊重出来るようになったらいいな?— ちょもこ (@chomoco7227) February 5, 2021
あぁ、なるほど!となりました。
対話に持っていくことの楽しさをひきだしたいですね。
我が娘、ASDでかなりのワガママ癇癪っ子なので参考にさせていただきます。— すぴちゃん (@supica9630) February 6, 2021
きしもとさんは以前にも、子供が「いいこと」をした時に「偉いね!」と言葉をかけないで!という内容の漫画を投稿しており、そちらも多くの共感を呼んでいます。
子育ては奥が深い…けれども、しっかりと子供たちと向き合えば、必ずその努力はきっと報われることでしょう。