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日焼けした肌や気になるニオイに|紅茶を使った夏のボディケア

ドリップした後のコーヒーカスや緑茶や麦茶の使用済み出し殻などは使い終わった後も、キッチンの油汚れのお掃除や消臭剤になったりと、捨てる前にもうひと活躍してくれることは多くの人に知られています。実は紅茶も、これらと同様に様々な利用法があると言われてます。

コーヒーや緑茶、麦茶と同様に、紅茶の茶葉やティーバッグは、キッチンの油汚れや消臭剤、またガーデニングの肥料など、家事に活用することができます。そしてさらに嬉しいのが、この季節に私たちのボディケアに役立ってくれると言う点。飲むだけでなく、紅茶の茶葉に含まれる成分には夏の体をサポートしてくれる嬉しい成分がたくさん含まれているのです。この記事では紅茶を使った夏のボディケアについてご紹介します。

夏の気になるニオイ対策に

紅茶の透き通った綺麗な色は、ポリフェノールの一種でカテキンが発酵してできたテアフラビンと呼ばれる成分。この成分は抗酸化力があると言われ、水虫の原因でもある白癬菌にも効果が認められています。また、紅茶に含まれるタンニンには、消臭効果があり、夏の季節気になる汗ばんだワキの臭いや、足の臭いなどを消す作用を持っています。

そのため、紅茶を使用した紅茶風呂足湯をすることで、夏の季節の嫌な臭い対策をすることができます。紅茶風呂や足湯の方法は以下の通り。

紅茶風呂にする場合:
40度以下のお湯を張った浴槽に紅茶のティーバックを2〜3個ほど入れます。

足湯の場合:
濃いめに出した紅茶を洗面器に入れ、足を入れて熱くない程度に水で薄めてください。

※紅茶風呂や足湯をした後は、そのまま白いタオルなどで拭くと紅茶のシミになる可能性があるため、しっかりと洗い流すようにしてください。

日焼け後の肌の炎症を治める

日差しの強い夏、気をつけているつもりでも日焼け止めをついうっかり塗り忘れて、日に焼けてしまうことがあります。そんな時、紅茶は日焼けした肌の炎症を鎮めてくれる作用を持っています。

紅茶に含まれるタンニンは、昔から火傷の薬としても使われており、日焼けして赤くなった肌の炎症を抑えてくれると言われています。さらに嬉しいことに、メラニンを抑える働きもあり、日焼けによるシミを防ぐ効果を期待することができます。

紅茶風呂の作り方は上記と同様です。

また、紅茶の肌への効果を利用して、使用済みのティーバッグをスキンケアに利用することもできます。顔や手足、背中、腕等にパッティングを繰り返せば、日焼けして火照った体の鎮静効果が期待できます。

※ひどい日焼けでお風呂のお湯が痛いと感じる場合は、入浴は絶対に避けてください。また、タンニンが溶け出したお風呂は浴槽に色がつきやすくなりるため、入浴後は浴槽内の水をそのままにせず、すぐに水を抜いて浴槽内を洗うようにしてください。

飲むことでも、高血圧、高血糖、動脈硬化を予防する効果や肌を綺麗にしてくれると言われる紅茶ですが、体を外からケアできるのも嬉しいですね。戸棚の奥に飲まない紅茶があったり、紅茶の出し殻がある場合は、夏のボディケアにぜひ利用してみてください。

使い終わったコーヒーカスやお茶のパックの再利用方はこちらから。

プレビュー画像:©︎Pinterest/LaVonne Hallberg