洗濯にも使える｜生乾きや汗の臭いスッキリ取り除いてくれるクエン酸洗濯

蛇口やシンクの水垢といった、水回りの汚れ落としや電気ケトルのカルキ取り、トイレの黄ばみ汚れなどに便利なクエン酸。掃除に使うイメージの多いクエン酸ですが、実は洗濯時に洗剤代わりに使ってもいいことがたくさんあるのだそう。

天気が安定しない季節は、特に部屋干ししたタオルや衣類からは気をつけていても臭いがしてしまうことがありますよね。また、汗や皮脂による臭いもしつこく衣類についてしまいます。

そんな時に、クエン酸が大活躍。嫌な臭いの元を取ってスッキリさせてくれるだけでなく、洗濯物をふっくらさせ柔軟剤の代わりにもなってくれるのです。

クエン酸を使った洗濯がもたらすメリットは以下の通り。

クエン酸のメリット

• 雑菌の繁殖を抑える
  クエン酸は酸性の物質で、雑菌の繁殖を抑える作用を持っています。部屋干しや湿気によって生乾きになってしまった洗濯物が臭うのは、洗濯物に繁殖してしまった雑菌のせい。クエン酸を使って洗濯することで、雑菌の繁殖が抑えられ、嫌な臭いを取ることができます。

悶絶臭タオル→クエン酸で洗濯→クサクサタオル脱却！

臭いタオルを見つけ次第、クエン酸洗濯します。

クエン酸は、100均よりドラッグストアのほうが安かった。

・120g→108円
・320g→203円 pic.twitter.com/M0ctR1vjCK

— マサミ＠ゆるっとlife (@chillout_masami) August 14, 2018

• 汗や皮脂からくる臭いを抑える
  生乾きの臭いの他にも、気になるのが汗や皮脂によるしつこい汚れが原因の臭い。人間の汗や皮脂はアルカリ性で、一般的な洗濯洗剤は、弱アルカリ性や中性のものが多く、それらではこの汚れは実はなかなか落とせません。そんなときには、酸性のクエン酸を洗剤がわりに使えば、汚れを中和して嫌な臭いを消してくれます。結構長い間染み付いてしまった場合は、洗濯前にクエン酸を使ったつけ置きがおすすめです。
• 柔軟剤がわりになる
  クエン酸は酸性のため、弱アルカリ性の洗剤で洗った洗濯物を中和してくれ、洗濯物のごわごわを軽減しふわっとさせてくれます。柔軟剤のように、繊維をコーティングしてくれるものではないので、ふわふわ感は柔軟剤を使った時に劣りますが、クエン酸を使えば柔軟剤のデメリットである吸水性を落としてしまうということがありません。

石鹸洗剤で洗濯すると、濃い色の服に石鹸カスが残り白くなることが?そこで、クエン酸を洗濯機の柔軟剤入れに小さじ1入れると、石鹸カスが残らない！しかも、柔軟剤の役割を果たしてくれる。環境に優しく、嫌な臭いを消し、雑菌の増殖を抑え、ふんわりに✨重曹はもちろん、クエン酸も万能(^^)#香害 pic.twitter.com/uFdjljiSHX

— ?ハナミズキ? (@hanamizuki_1031) January 15, 2021

• 無臭・肌に優しい
  クエン酸は柔軟剤代わりになるだけでなく、柔軟剤の香りが苦手な方にもおすすめです。また、肌にもやさしいので、小さなお子さんや赤ちゃんがいる家庭でも安心して使うことができます。もちろん、無臭のため猫や犬と言ったペットがいる家庭にもお勧めです。柔軟剤の代用として、お酢を使うナチュラルな方法もありますが、お酢の匂いの心配もクエン酸なら必要ありません。

洗濯の柔軟剤の匂いの悩みをツイートした時
クエン酸を使うといいよって教えてもらったので何度か試してみました
タオルのにおいが臭くなくなったよ(*>∇<)ﾉ
ビビが洗濯物を干したその下の洗濯機のうえでニャルソックをするのも柔軟剤の香料が影響しないか心配だったし
良いかなぁーって使ってみてる pic.twitter.com/LACBPQeyLE

— ひーちゃん(光る) (@himomonga) June 19, 2019

• 黄ばみ防止
  洗剤や石けんカスが繊維に残ると、衣類の黄ばみの原因になってしまうことも。普段の洗濯はもちろん、衣替え前の洗濯でクエン酸を使えば、衣類の黄ばみを防いでくれます。
• 環境にやさしい
  クエン酸は柑橘類の酸っぱい成分で、天然由来のもの。環境に優しいだけでなく、肌に近いところで使用するタオルや衣類に使えば、体にとっても優しい天然の洗剤になります。

クエン酸の使い方

• 洗剤代わりに使う
  使用量：水30リットルに対して30gの粉末クエン酸を使用します。
  洗剤がわりに使う場合は、洗濯用洗剤の多くが弱アルカリ性ため、これらとは併用せず、クエン酸のみを使用します。
  使用方法：クエン酸を入れて洗濯機をいつも通りにまわします。
• 柔軟剤代わりに使う
  使用量：水30Lに対してクエン酸は3gを使用します。
  使用方法：柔軟剤としてクエン酸を使う場合には、いつもの洗剤で衣類を洗っていきます。すすぎが終わりに近くなって、洗濯機の水が透明になっていたら、洗濯機を一時停止し、クエン酸を入れます。
• つけ置き洗いに使う
  使用量：200mlの水かぬるま湯に対して小さじ1杯の割合で使用します。
  使用方法：つけ置き後は、洗濯機に入れて脱水にかけます。

クエン酸を使用する上での注意点

• 塩素系漂白剤と混ぜない
  クエン酸は酸なので、塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスを発生する可能性があります。塩素系漂白剤を使った後の洗面器やバケツにクエン酸粉末を入れるときは、うっかり混ざらないよう、使う前にしっかりとゆすぐようにしてください。また、クエン酸は安心して使える素材ではありますが、お子さんの手が届かないところに保管するようにしてください。
• 高頻度で使用しない
  クエン酸は環境や肌に優しいとは言え、あくまでも「酸」なので、あまり高頻度で使用すると逆に衣類の繊維が傷んでしまうこともあります。クエン酸を使うのは洗濯物の臭いが気になるときや、洗剤で汚れが落としきれないときなどに使うようにしてください。

何度洗っても、なかなか落ちないタオルの臭いや汗の臭い。クエン酸で汚れも臭いもスッキリ落ちそうですね。

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