クルーズ船・豪華客船にまつわる15のトリビア

昨今話題のクルーズ船。日本でもここ数年人気の豪華客船による旅は世界的にみても流行中で、1隻の船で何千人という乗客を乗せて世界中の海を航行します。

チェックインを済ませてスーツケースを開けば、あとは毎日のように違う港に立ち寄り、様々な都市や国を見て周れる点が魅力です。また船自体もパーティーやアクティビティに加え、リラックスできるプールなどが備えられていることも、何週間もクルーズ船に滞在したくなる理由の一つでしょう。

でも乗客として乗船しただけでは知り得ない事実が、クルーズ船には数多く存在します。そこで今回はみなさんに「あまり知られていない豪華客船にまつわるトリビア15選」を紹介します。

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1. 船内の下水処理システム

1隻の豪華客船は週に60万リットルから79万リットルの下水を生み出します。しかしそのまま海に排出するわけにはいけないので、船内の高性能の下水処理システムを使用します。下水は排出する前に有機下水処理システムで濾過し、飲み水程度の水質に戻してから排出されています。

2. 迷信

ヨーロッパの船乗りは迷信深い人が多く、そのためお守りの置かれていない客船は存在しないといっても過言ではありません。船の着工時にドック内のクレーンに当てがったコインを、就航時に船長が船内で安全に保管するのがその良い例です。

The Bahamas

3. 電話番号

客船にはそれぞれ電話番号があり、電話をかける事ができます。例えばドイツの「TUIクルーズ」の受付であればドイツの番号として電話をかけられます。

4. 何千キロものケーブル

「MSCスプレンディダ」という客船には1,800キロメートルもの長さのケーブルが使われています。これはアイルランドのダブリンからイタリアのトリノまでの距離と同じです。

5. 浮かぶ牢屋

この事実を知るとちょっと怖くなるかもしれません。ほとんどの豪華客船には小さな牢屋が付いており、犯罪者を刑務所に連行する場合や寄港地の刑務所からの護送に使われる事があります。でも、もっと怖い部屋もあります。亡くなった人を次の寄港地へ運ぶまでの間に使う霊安室です。

6. 絢爛豪華なショー

絢爛豪華なショーは豪華客船の花形エンターテイメントです。「AIDAクルーズ」は全船で毎週200以上のショーを行い、18,500ほどの衣装を用意しています。

Crystal Serenity Cruise Ship Theatre behind the scenes

7. ヌーディスト

「セレブリティ・クルーズ」という会社はヌーディストのためのクルーズを販売しています。「セレブリティ・コンステレーション」という船は2,000人が裸での乗船が可能で、フロリダのタンパ発でカリブ海のクルーズに出る事ができます。

8. 北米での人気

豪華客船の乗客の平均年齢は約50歳で、その多くは北米人です。ヨーロッパの豪華客船では、ドイツ人旅行者がダントツ多く、地中海やスカンジナビアを中心に人気があり、さらにはカナリアや大西洋にも足を伸ばしています。

9. 胃袋

何千もの乗客を乗せる豪華客船は、もちろんその食事も船に乗せなければなりません。たとえば「AIDA」の船1隻を例にとると、1週間で肉8トン、フルーツ10トン、卵4,000個、アイスクリーム2,500リットル、飲料水600トン、パン35,000個が必要とされています。3,200人乗りの「MSCスプレンディダ」では12日間の航海で野菜27,300キロ、卵41,400個が必要で、毎日の消費量を見ると、卵3,450個、魚2,657キロ、チーズ2,657キロ、牛乳13,743リットルが必要だそうです。

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10. ビール工場

「AIDAブルー」の船上には世界で初めてビールの生産施設が作られました。船の揺れに対して処置が取られているタンクが設置されており、ホップと麦芽とともに取り込んだ海水から作られています。海水は塩分を取り除いた後にミネラル分を戻して使用されます。

11. セントラルパークで散歩

「ハーモニー・オブ・ザ・シー」の船上にはニューヨークのセントラルパークをイメージして作られた公園があります。この世界で2番目に大きな豪華客船には12,500もの植物が植えられており、船上の公園としては最大規模です。この船は幅66メートル、長さが362メートルもあります。ちなみにパリのエッフェル塔より50メートルほど長く、重さは約10倍です。

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12. 消防団

豪華客船には船上の消防団がいます。例えば乗客2,700人で船員が800人の船の場合、数人は消防士です。そのほかに煙探知機4,000個、スプリンクラー5,000個、消火栓500個、消火ホース約10キロメートルが備え付けられています。

13. 安全性

救命ボートは緊急時にとても重要です。「タイタニック」の時代とは違い、乗船人数の125%を収容できる数の救命ボートを備えることが義務付けられています。

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14. 進水式

西欧では進水式で女性がボトルを割るのが伝統となっており、男性が行うのは縁起が悪いとされています。また進水式の際に船に当たったボトルが割れないと、その船は不幸になると言われています。豪華客船の場合、ドック浸水式がほとんどなのでイベント的な要素が高く、メディアなどが呼ばれて盛大に行われます。

15. デッキの欠番

西洋にも不吉な数字があり、よくあるのは13番デッキが欠番になっています。イタリアのクルーズ会社MSCの船では、イタリアで運の悪いとされる17番が欠番になっています。

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豪華客船は二酸化炭素の大量排出などの問題も抱えています。しかし、クルーズ船運行会社「TUIフロッテ」を例にとると、航行速度を落とすことや、船内の効率化により以前より二酸化炭素排出量を30%削減することに成功しています。また2018年12月19日に就航したAIDAの「ノバ」では液化石油ガスで航行が可能になり、二酸化炭素排出量が同クラスの船に比べて20%削減されました。客室なども環境を考えたデザインとなっています。

このような取り組みや船上エンターテインメントの充実化により、近年では若い人達の利用も多くなってきている豪華客船。美味しい食事と快適さが手頃なパッケージで楽しめるので家族旅行にも人気があります。もし豪華客船で旅する機会があれば、船上で知り合った誰かに豪華客船にまつわるこれら15の意外な事実を披露してみてはいかがでしょう。

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