家事
車のフロントガラスの氷を素早く簡単に取り除く方法
冷え込んだ冬の朝、車の窓が一晩で凍っていることがあります。早朝に急いでいる人にとっては、この上ない悲劇です。
こんな日によく目にするのが、窓ガラスの氷をスクレーパーでガリガリする人の姿。でも、手が氷のように冷たくなるばかりで、時間もかかり、本当にイライラする作業。できることならやりたくありませんよね。
この記事では、車体に傷をつけずに素早く簡単に車のフロントガラスの氷を取り除く6つのコツと方法をご紹介します。
1. 市販の解氷スプレーを使う
市販の解氷スプレーを使えば、素早く簡単に車のフロントガラスの氷を溶かすことができます。使い方は簡単で、凍ったフロントガラスにスプレーして、氷が解けるのをしばらく待って、あとはワイパーに任せるだけ。この製品の唯一の欠点は、化学的で環境に有害な成分が含まれていることです。
2. 解氷スプレーを自作する
実は解氷スプレーや凍結防止剤は自宅にあるものだけで簡単に作ることができるんです。
酢と水
なんとお酢は解氷に効果を発揮します。酢と水を3:1で混ぜ、スプレーボトルに入れるだけ。この酢スプレーは、フロントガラスの霜を取り除くだけでなく、前日の夜にスプレーしておけば凍結を防ぐこともできます。
ただし、この酢スプレーは霜や薄い氷にお勧めの方法。気温が氷点下まで下がって、がっちりと氷が張ってしまうと、酢と水の混合液では効果は少ないかもしれません。
アルコールと水
こちらは極寒地域の凍結にも有効。一瞬で氷が溶ける目から鱗な方法です。消毒用アルコールと水を1:1の割合で混ぜ、凍結したフロントガラスにスプレーしてください。あっという間に氷が溶けます。
今はコロナ禍で消毒用アルコールを常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。冬の強いお助けアイテムとしてぜひ自作してみてください。
塩水で凍結予防
塩は氷を溶かす効果があります。大さじ4〜5杯の塩を1リットルの水に溶かし、前日の夜に車の窓にスプレーしておきましょう。これは氷ができるのを防ぐ非常に簡単な方法です。
注:車の窓に傷がつかないように、塩が完全に溶けていることを確認してください。
3. 熱湯をかけるのはNG
お湯は氷を溶かしますが、熱湯を窓ガラスにかけると、温度差でガラスが割れる恐れがあるので危険です。窓の霜取りにはぬるま湯を使用してください。ただし、残った水分を拭き取っておかないと再凍結してしまうので、柔らかい布で水をしっかり拭き取る必要があります。
4. 湯たんぽ
湯たんぽは、冬場に足元を温めてくれるだけでなく、フロントガラスの解氷にも役立ちます。ダッシュボードの上にタオルを置き、お湯を入れた湯たんぽをいくつかその上に置きます。
温度差で割れないように、ガラスに湯たんぽが触れないようにしてください。30分後には、簡単に拭き取れるほど氷が解けています。
5. 車の窓の内側の凍結
車の窓が内側からも凍っていると、さらに厄介です。このような場合には、車の暖房や換気が役に立ちます。湯たんぽを使った方法は、内側が凍った窓ガラスにも有効です。
なお、市販の解氷スプレーは、室内で使用すると有害な蒸気が発生する可能性があるので、絶対に使用しないでください。
内側の凍結を予防するために、日頃から車内の過湿を避けましょう。雪を車内に持ち込まない、濡れたジャケットは必ずトランクに収納する、定期的に換気をするなどの対策が有効です。
6. 凍結と積雪に備えよう
そもそもフロントガラスが凍結しないようにするのが理想です。そのために、冷え込む日には夕方に凍結防止カバー(シート)を乾いたフロントガラスに貼っておきましょう。サイドミラーには、古い靴下を履かせると氷や霜から守ることができます。
雪対策:雪深い地域では、雪が降ったときのために、スノーブラシを車に積んでおきましょう。雪が降ったときには、まずスノーブラシで雪を落としてから、窓の解氷を行いましょう。
上記の方法で、ストレスなく、ガラスや車体に傷をつけることなく、素早くフロントガラスの解氷ができます。冬場のカーライフは事前の準備や知識が重要です。この記事を参考にして安全運転にお役立てください。
プレビュー画像:© Flickr / Sue Thompson