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薬指の指先に輪ゴムを巻くだけ|自律神経を整える効果的な方法

季節の変わり目や冷房を使う季節は寒暖差が激しく、体調不良を訴える人が多い季節と言われています。この体調不良の原因の一つとなっているのが自律神経の乱れ。自律神経は、体を活動的にする交感神経と、休息をもたらす副交感神経がバランスをとりながら働いています。私たちの体は、日中は交感神経が優位となり活動的に動くことができますが、夜になると副交感神経が優位となるため、休息モードになり睡眠を取るように作られています。

しかし、寒暖差や日々のストレスなどで交感神経が活発になりすぎると、副交感神経への切り替えがうまくいかず、自律神経のバランスが崩れ、不眠や全身の倦怠感につながります。また、自律神経は腸の働きと連動しているため、便秘や下痢などといった胃腸の調子の乱れも引き起こし、これらの体の不調が、しいてはメンタルの不調にも繋がってしまうことも。

この自律神経ですが、季節の変わり目やストレスなどの他にも、乱れる原因の一つに体の重心のズレがあると言われています。日々の体の使い方のクセや、内臓の疲労・萎縮などによって、多くの人が体の重心が左右どちらかに偏っているそう。そのため、骨格や筋肉のゆがみがだけでなく、リンパや血液の流れが悪くなり、自律神経の乱れに繋がっていくと言われています。体の重心が、左に偏っている場合は、交感神経の働きが強く、右重心の人は副交感神経の働きが強い傾向があるそうです。

重心のズレを見る簡単な方法は以下の通り。

  1. 足を肩幅ほどに広げて立ち、かかとが上がらないようにして体を右と左にゆっくりとひねります。
  2. 左にひねりやすいなら左重心、右の場合は右重心と偏りを見ることができます。

自律神経の乱れからくる不調に対して、簡単にできるお勧めな方法が、薬指にある「関衝」と呼ばれるツボの刺激。薬指の外側、爪の生え際にあるこのツボは、交感神経を抑え自律神経を整える働きがあると言われています。

ツボを押す際は、左右どちらのツボを刺激するかも重要なポイントになってきます。ツボは右手と左手の同じ位置にありますが、左右のツボは末梢神経を通じて体の各部に対応しているので、身体の右側に不調がある場合は右手、左側に不調がある場合は左手のツボを押すようにするのがお勧めです。そのため上記で紹介したように、重心が偏っている方の関衝のツボを刺激することで、乱れた自律神経のバランスを整え体の不調を改善することができるそうです。

おすすめの方法は、薬指に輪ゴムを巻いておくという方法。こうすることで長時間ツボを刺激することができ、体が整いやすくなります。この方法は特に不眠や寝付きが悪いと言った悩みに効果が期待できるとのこと。

不眠に悩まされている場合は、寝る前に薬指に輪ゴムを巻くことで入眠がスムーズになりよく眠れると言われています。また日中の体調も整えたいなどの場合は、終日つけたままでもOKです。輪ゴムを巻く際は、必ず重心チェックをして、どちらに偏っているか確認するようにしてください。

季節の変わり目やストレスの他にも、スマホやタブレットなどデジタル端末を使うことが多い現代人は、交感神経と副交感神経のONとOFFの切り替えが、昔よりうまくできなくなっていると言われています。

なかなか寝付きが良くなく睡眠不足気味という方や、自律神経のバランスが整いにくい人という時に、ぜひ試してみてください。気になる悩みが解消するツボ刺激に関する以下の記事もご覧ください。

プレビュー画像:©︎Facebook/じん とうざん

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